新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

期末テスト開始

 昨日の夜は雷雨でした。この街としては結構ひどい降りです。もし、これが朝まで続けば、近くの川も水量が増加するのですが、朝にはやんでいました。5月末くらいからずっと雨が降り続いているので、川の水も増水していると思います。とりあえず中国西南部の水不足は解消だと思います。
 株式相場は下落がやっと止まったところですね。ニューヨークは昨日も大幅安でしたが、日本はとりあえずわずかですが、高値引けのようです。おじさんは中国にいるので、株式の売買ができません。今回の急落の前に売って今買い戻せば数十万円の利益が出た株もあったのですが。
 株価は大体底値に近づいたようです。ダウ9000円に近づけばそろそろ買いが入るでしょう。それにボーナスシーズンなので、個人投資家もそろそろ動き出すと思います。9000円近くならそれほど損失はないでしょう。おじさんも7月に帰ったそのくらいの水準であれば、地方債の満期の一部を株式購入に充てようかとも思っています。
 政治の方も、とりあえず不安定の中の安定状態です。管政権誕生で民主党の支持率は急増しました。自民党みんなの党にとってはショックだったと思います。しかし、敵失(敵の失敗)を当てにして、本来の政策論争を打ち出さなかったのですから、仕方のないことです。
 小泉さん以来、選挙がその時の人気に偏りすぎた弊害です。しかし、投票まで残り1月ではどうしようもないでしょう。少なくとも今のままでは比例区民主党の圧勝です。比例区に期待したみんなの党は10議席は無理でせいぜい5議席いけばよいところでしょう。業界団体に頼れない自民党比例区では完全に民主党に負けると思います。
 さて、昨日は「日本概況」の期末テストがありました。これは、選択科目です。しかし、3年生2クラスのうち、1組は何と受験者は8人、かたや2組は受験者は25人です。実は1組は1年生のクラス編成の時、高校や中学で日本語を専攻した学生を集めたのです。そのためある特定の外国語学校(外国語高校)の生徒が集中し、その構成メンバーが好ましくなかったので、今や学級崩壊状態です。それがこの受験生の数に現れているのです。
 もちろん、1組の総数は22名なのです。ところで、試験問題はどんなものなのでしょうか。皆さんであれば当然常識な問題と高校生あるいは日本の大学生のレベルの問題と二つあります。おじさんの分野は60点、もう一人の先生の分野は40点です。読者のみなさんであればどのくらい解けますか。いくつか問題を書いてみます。
 おじさんの試験問題をいくつか書いておきます。(授業分野は「日本の精神文化」「日本の教育」「日本の社会保障」です
(1)日本人の死生観を表す思想を2つあげ説明しなさい。
(2)「いじめ」問題について、あなたが担任であればどのように解決しますか。それについて書きなさい。
(3)日本の社会保障に関する問題点をあげ、あなたの考えを書きなさい。
 ちなみに(1)の答えは「地獄極楽思想」「輪廻思想」「因果応報思想」「無常観」から二つあげて説明すればよいのです。(3)は社会保障費の増大でも、国民健康保険の滞納でも無年金者の増大でもいいです。
 論文形式なので、カンニングはほとんど不可能です。もちろん中国の大学生もカンニングをやります。おじさんの大学は一応国立大学なのですが、カンニングをやる学生もいます。試験監督には大学院生がつくのですが、彼らも去年まで大学生だったので、カンニングの摘発は上手です。自分達の仲間がやっていたので、摘発も容易なのです。昨日のテストでもカンニングペーパーを取り上げていました。
 大学院生は現役生とに何の関係もないので容赦なく取り上げます。試験の結果と出席点、平常点を加味して総合点を出します。一応平均点は80点くらいのところです。ただ、意欲関心の違いがクラスによって大きすぎるので、このような知識教科は差が大きくでます。
 今日も試験です。今日は午後4時から応用作文の試験があります。こちらは知識を求めるものが40点と作文が60点です。作文は公用文書(社用文書・・ビジネス文書)を1問と論文問題が1問です。公用文書では形式が中心で、後は文書としての内容です。論文問題は内容と作文として採点します。
 明日から(午前7時の飛行機)湖南省への旅行なので、ブログはしばらくお休みです。試験の採点は来週することになります。湖南省旅行報告はツマクマのブログ「チャレンジおばさんの中国日記」で見てください。湖南省旅行は楽しみにしています。