コロナ禍より分かる日本の現状
今日も一日なすこもともなく過ごしております。ずいぶん長くブログを書いておりませんでしたが、暇なので再開しました。
「そこまで言って委員会」を見ていました。武漢の封鎖解除にについてある方がレポートしていたら、出席者の方から中国の回し者のような言われ方をしていました。安倍政権を支えている保守派の人の大半は嫌韓・嫌中です。
中国や韓国のすることのすべてが嫌いで日本より遅れていると思いたがっています。武漢の封鎖解除についても大丈夫なのかという意見ばかりです。おじさんも中国に3年間滞在したので分かるのですが、中国では医療が相当遅れています。それだけに健康については非常に敏感です。
日本よりはるかに不潔な国であるだけにそうです。つまり、政府が安全だと言っても誰も信じません。それよりも口コミを信じているのです。国民それぞれ独自の情報網をもっていると思います。ですから、武漢の市民が家の外に出たのは本当に安全だと分かっているからです。
翻って韓国です。日本人としては韓国や中国が日本より進んでいるとは思いたくないと思います。しかし、韓国の総選挙の結果を見ると、韓国人は文政権のコロナ対策を高く評価しています。
中国も韓国も忖度という考えはありません。中国でいえば上に政策あれば下に対策ありです。韓国も何かあれば数十万単位のデモを起こすでしょう。
日本はどうでしょう。安倍政権のすることなすこと批判の嵐です。世界的に見ても日本以外の欧米諸国そして少なくともアジアでは韓国が現政権を支持しています。
日本以外の先進国で政策について大きな反対運動は起こっていません。今政策について大きな溝があるのは日本とアメリカだけです。またこの両国の首脳は仲良しなのです。
通じるところがあるのでしょう。国内が分裂しているところも似ています。ニューヨーク州知事と大統領が対立しています。日本でも都知事と首相が対立しているのです。
今のようにマスコミやネットが普及した時代日本の国内事情は全て世界に知れ渡っています。コロナ禍が収束した後、アジアはもちろん世界においても日本の政治的立場は地に落ちているでしょう。
日本でも心ある人は現状を憂いていると思います。閣議決定した補正予算を組み替えるなどばかげています。その前にきちんと精査しなければならないのです。党内と官邸が意思疎通不十分です。議院内閣制が全く活きていません。
このまま安倍政権がコロナ禍終了後も続くなら世界で脱落していくでしょう。岸田さんもたいしたことはありませんでした。後継者を育てなかったあるいは育たなかった日本の悲劇でしょう。