韓国海軍のレーダー波照射問題ー落としどころは
今日は日曜日なので教会でした。今年度最後の礼拝です。次は元旦礼拝から始まります。元旦礼拝は日本独特のものです。
そもそも、ロシアに返還の意志があるのか疑問です。何の見返りもなく領土を返還すれば、国内的には大変です。島一つで戦争になった例はいくつでもあります。
日本側からすれば不法占拠ですが、ロシア側には別の考えがあるのでしょう。このところ安倍政権は、強引な政策遂行が目立ちます。
北方領土問題も前のめりになっている印象があります。次に落としどころが見つからないのが、レーダー波照射問題です。
日本側の主張が正しいことはほぼ間違いありません。根拠も明確に示せています。安倍政権としては、これだけ証拠が揃っているのに、なぜ韓国側は謝罪しないのかというところでしょう。
しかし、立場をかえてみると韓国政府あるいは海軍としては、簡単に謝罪できない状況にあります。徴用工問題で、韓国最高裁が賠償を認めました。
これは日本側としては受け入れがたいものです。安倍政権の今回のビデオ公開は、韓国側に逆ねじをくらわした形になっています。
安倍政権としては、北方領土問題もあるので、強硬な外交姿勢を見せたいところです。外国人労働者問題で基盤の保守層の支持がゆれているので、ここで韓国側に譲歩すれば、ますます支持が離れていくと踏んだのでしょう。
韓国側も事実を認めれば、国民世論が納得しないし、さりとて認めなければ日本側が納得しません。韓国側があれは乗員の操作ミスだったと謝罪すれば済んだと思います。
しかし、そうなると韓国海軍は何をやっているのだという批判が韓国内にうずまきます。軍としてはそれを避けたいのでしょう。
結局日韓関係が悪化するだけで終わると思います。日韓関係が悪化して喜ぶのは中国・北朝鮮・ロシアです。そうなると日本はアジア大陸に足がかりを失ってしいまいます。
かっては日韓米に台湾が加わって中国ロシアに対抗しました。今台湾政府はその支持基盤を失いつつあります。先の地方選挙でそれが良く分かりました。
次の総裁選挙で中国寄りの政権が誕生するかもしれません。そうなると日本は中国・ロシア・北朝鮮・韓国・台湾に包囲されることになります。
遠いインドと友好関係を結んでもあまり力にはなりません。今の状況では日韓が妥協することは難しそうです来年の国際情勢はどうなるのでしょう。
明日は少しのんびりできそうです。ブログは早くて2日から再開の予定です。