世界に出遅れたコロナ対策ー全て政府の責任です。
どうも5月いっぱい緊急事態宣言は解除になりそうもありません。おじさんとしては学校が休校になっているので仕事がありません。
それでも専門学校の方は5月の下旬から開校するようです。座学はネットで実習科目は学校でということになりそうです。おじさんは日本語担当なのでネットでは難しいです。担当する学生さんは17人くらいですから広い教室でならできそうです。
今年はこの専門学校の他に通信制高校の国語の仕事を週1回程度やります。もう一つくらい仕事をやりたいので2つほど応募しています。現状では難しそうです。
ところでご存じの通り欧米や東アジアの諸国ではすでに封鎖が部分的であれ解除されています。とくに東アジアの中国・台湾ではほぼ普段通りの生活になっています。
保守派の人が見下げていた韓国でもすでにウイルスの克服ができているようです。嫌韓嫌中の保守派の人には歯がゆいことだと思います。
しかし、中国の場合でいえばあれほどの人間が出歩くのを許すというのはよほど自信があるのでしょう。中国崩壊論が出回りましたが、崩壊したのは中国ではなく日本です。
欧米とくに死者の多いアメリカでも出口政策が言われたいます。しかし、日本では全く先が読めません。PCR検査でも他国に比べて全く少ないです。
地方自治体や民間でできることは限られています。国がイニシアティブをどこでも取っています。安倍政権賛美をするマスコミもありますが、客観的にみて世界に遅れているのは一目瞭然です。
今度のコロナ騒動は世界中同じ条件下で政治家や政治システムが試されました。あれほど日本人が嫌った共産党支配の中国でいち早く解消へと進んだのです。
技術的には日本の模倣だといった韓国でもすでにコロナを押さえ込んでいます。PCR検査の数でも日本と比べ物になりません。
今回のことで日本が世界の中で政治システムが遅れていることがはっきりしました。マスコミやネットを通じて日本の様子は世界中が知っています。
かってあこがれの国であった日本は危険な国になってしまいました。それでも政治家は何の反省もありません。先の大戦の失敗の反省は何もしていなかったようです。
まあおじさんが悲憤慷慨しても仕方ありません。こんなに世界から遅れる政策しかしなかった安倍政権を支持したのは日本国民なのですから。
このままでは日本は世界から見放されていくでしょう。緊急事態宣言が解除されても日本に来る観光客は激減すると思います。日本政府の政策が信じられないからです。
さてさてこれからどうなることやら。マスクもまだ来ません。せめて10万円の給付金が来るのを楽しみにします。
ポスト安倍について
今日も暇なのでこれを書いています。学校が休校の間は仕事がありません。今年は専門学校と通信制高校の講師です。
その他3か所ほど応募していますが、結果は期待できそうにありません。さて、アベのマスクが完全な失敗に終わって安倍政権のコロナ対策は具体的に何もなくなりました。
おじさんも年金だけでは生活費が不足するので10万円の給付はありがたいです。これも補正予算の組み換えと言う前代未聞の結果決定しました。
安倍政権の記念碑ともいうべきオリンピックも来年実施できるか不透明になってきました。このまま行くと安倍政権はコロナ終息後ジエンドということになります。安倍四選など国民が望んでないことははっきりしています。
となるとポスト安倍ですが、取りあえず本命は岸田さんということになります。彼なら安倍院政が可能だからです。派閥の数からいえばこれで決まりとなるところですが、今回の政策の失敗で岸田さんの国民の人気はさっぱりです。
議院内閣制ですから、自民党の多数が賛成する人が首相になります。人気から言えば小池さんが一番ですが、国会議員でないから無理です。
石破さんも有力ですが、何の発言もないので対抗にもなりがたいです。二階さんや菅さんの動向も気になります。こちらが動いて石破さんを担ぎ公明党や野党がそれに乗ったらおもしろくなります。
後は河野さんですが、こちらは偏屈そうなので国民の支持も余りありません。小泉さんも結婚してからは鳴かず飛ばずです。女性の人気もすっかり落ちました。今回の騒動でも何の動きもありません。
となると充当に岸田さんで決まると思います。ただ役職が人を作るという見方もできます。就任前までは堅忍不抜で行っていたのに、就任すると突然本性をあらわすということもあります。
意外と前任者の作ったコースを否定していくかもしれません。このまま安倍政権が終われば無駄に長く首相を務めたというだけの政権で終わりそうです。
コロナ禍より分かる日本の現状
今日も一日なすこもともなく過ごしております。ずいぶん長くブログを書いておりませんでしたが、暇なので再開しました。
「そこまで言って委員会」を見ていました。武漢の封鎖解除にについてある方がレポートしていたら、出席者の方から中国の回し者のような言われ方をしていました。安倍政権を支えている保守派の人の大半は嫌韓・嫌中です。
中国や韓国のすることのすべてが嫌いで日本より遅れていると思いたがっています。武漢の封鎖解除についても大丈夫なのかという意見ばかりです。おじさんも中国に3年間滞在したので分かるのですが、中国では医療が相当遅れています。それだけに健康については非常に敏感です。
日本よりはるかに不潔な国であるだけにそうです。つまり、政府が安全だと言っても誰も信じません。それよりも口コミを信じているのです。国民それぞれ独自の情報網をもっていると思います。ですから、武漢の市民が家の外に出たのは本当に安全だと分かっているからです。
翻って韓国です。日本人としては韓国や中国が日本より進んでいるとは思いたくないと思います。しかし、韓国の総選挙の結果を見ると、韓国人は文政権のコロナ対策を高く評価しています。
中国も韓国も忖度という考えはありません。中国でいえば上に政策あれば下に対策ありです。韓国も何かあれば数十万単位のデモを起こすでしょう。
日本はどうでしょう。安倍政権のすることなすこと批判の嵐です。世界的に見ても日本以外の欧米諸国そして少なくともアジアでは韓国が現政権を支持しています。
日本以外の先進国で政策について大きな反対運動は起こっていません。今政策について大きな溝があるのは日本とアメリカだけです。またこの両国の首脳は仲良しなのです。
通じるところがあるのでしょう。国内が分裂しているところも似ています。ニューヨーク州知事と大統領が対立しています。日本でも都知事と首相が対立しているのです。
今のようにマスコミやネットが普及した時代日本の国内事情は全て世界に知れ渡っています。コロナ禍が収束した後、アジアはもちろん世界においても日本の政治的立場は地に落ちているでしょう。
日本でも心ある人は現状を憂いていると思います。閣議決定した補正予算を組み替えるなどばかげています。その前にきちんと精査しなければならないのです。党内と官邸が意思疎通不十分です。議院内閣制が全く活きていません。
このまま安倍政権がコロナ禍終了後も続くなら世界で脱落していくでしょう。岸田さんもたいしたことはありませんでした。後継者を育てなかったあるいは育たなかった日本の悲劇でしょう。
10万円給付について
学校が全て休校なので仕事がありません。今年度は前年度あった中学の仕事がなくなりました。代わりに通信制の高校の授業が週に1回入りました。事情があって働かないといけないのでもう一つくらい仕事がほしいです。
ところで10万円給付が決定してありがたいです。おじさんも3月から休校になったので損害がでています。本当なら4月から専門学校の仕事が始まるところですが、休止のままです。月数万円程度ですが、結構痛いです。これが長引くとさらに大変です。預貯金の取り崩しということになります。
こどもにまでお金を給付するのかという意見もありますが、子供を持つ親も大変です。仕事を休んで面倒をみています。当然収入が減少します。父親も自宅で仕事をするので残業手当もなくなります。社会全体で収入減になっています。
特定の低所得者とか収入が減少する人だけに給付するだけでは、大半の国民の不満がたまるでしょう。零細自営業者や中小企業の従業員を支持母体とする公明党も全員給付でなければ、指導部はもたなかったはずです。
今回は前回の給付と違って預貯金に回るとは思えません。皆生活費にまわると思います。後はできるだけ早く給付されるのを望むだけです。
コロナ戦争の後
久しぶりに書いています。今年度は今のところ中学の仕事がありません。先日オファーがあったのですが、キャンセルになりました。結構収入があったので痛いです。
仕方がないのでインディドで仕事を探しています。専門学校の方は継続してやれます。今日のテーマはコロナ戦争の後です。
今日も東京で100人越の感染者があったようです。まだまだ戦争は続きそうです。これまでの戦争と違うのは、敵が人間でないことです。全世界とコロナウイルスが戦っています。発端は中国ですが、こちらはピークを越えたようです。ヨーロッパからアメリカに向かい今は日本に来ています。
戦争ですからいつか終わります。その後どうなるのでしょう。先の大戦後世界は一転しました。戦前と戦後では人々の意識が変わってしまったのです。日本の場合どうなるでしょう。経済的な打撃は大変なものがあります。打撃は大企業より中小零細企業に大きな影響があります。長引けば中小飲食業者・空運・海運・宿泊業界はほぼ壊滅です。政府が30万円くらい困った人に配っても焼け石に水です。戦後でも旅行する人が増加するとも思えません。戦争なら、終戦で終わりますがコロナ相手ではいつが終戦かわかりません。おじさんとしては無条件で30万円を国民全員に配るといいと思います。今は時間勝負です。アベのマスクを真っ先の国民向けの政策をするようでは、戦後の経済政策に期待はできません。国民が安倍政権を支持したのですから、その結果についても責任を持たねばなりません。さてさてどうなることやら。教会もインターネットで礼拝を配信するようです。時々これから書きます。
ご挨拶と大伴旅人について
以前使っていたヤフーブログが使えなくなると聞いたので、こちらにきました。と言っても息子がこのサイトを作ってくれたのです。
おじさんも71歳になって余り書く余力がなくなって、しばらくお休みしていました。折角息子がサイトを作ってくれたので今日は記事を書くことにします。
以前も書きましたが、9月の最終土曜日から月3回文化サークルで教えることになりました。日本の古典文学入門です。
初回は令和の元となった梅花の宴についてです。この歌は知ってはいましたが、読んだことはありませんでした。皆さん令和の元については興味がおありだろうと思って調べてみました。
中心は梅花の宴を主催した大伴旅人についてです。もちろん、以前から彼のことは知っていました。と言っても彼の個人的な側面です。彼は酒をほめる歌を残しています。酒壺になりたいとか、酒が飲めるなら死んだ後鳥でも虫でもなっていいと言ったりした酒豪です。
同時に亡くなった奥さんのことを悼む(いたむ)歌も残しています。こちらは教科書に載るくらいの名歌です。
今回驚いたのは彼の公人(官人ー官僚)としての面です。彼は大宰府長官(帥ーそち)で中央官庁でいえば大臣クラスです。
ところが宴会の出席者の一番下のランクは何と今でいえば契約社員のような人もいるのです。官人の最高ランクは正一位上です。一番下のランクは大初位下です。このランクの歌人もいました。今でいえば事務補助員のような立場です。(少令史)
まるで釣りバカの世界です。はるか雲の上の高級官僚と駆け出しの役人が歌と言う世界でつながっているのです。社長と平社員が釣りの世界でつながっているのと同じです。警察でいえば管区警察局長と巡査が一緒にお酒を飲むようなものです。
また参加者は何と福岡県内(筑前・筑後)はもちろん遠く薩摩大隅(鹿児島県)、さらには壱岐対馬の地方官も参加しています。
彼は九州全土の地方官(国司)に出席を命令することができるほどの権限があったのです。旅人の大宰府派遣については左遷説もありますが、仮に左遷であっても、彼は意気軒昂(いきけんこうー元気もりもり)で歌に励んでいます。
彼のいた頃の大宰府は文学の世界でも筑紫歌壇といわれる歌の一大中心地だったと言われています。大学の頃その話を聞きました。ただその構成員については知りませんでした。今回勉強して驚きの連続です。
真理は些事(細部)に宿ると言われます。今回の勉強で大伴旅人という人物が良く分かりました。こんなことを講座で話すつもりです。第2回は恋をテーマに万葉集からお話します。次回また元気があれば報告します。