新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

外貨両替について

 今日は秋晴れになりました。でも朝晩はすっかり寒くなりました。日中も太陽は出ていますが、暑いほどではありません。とうとう家の中なのに長袖を着るようにしました。株価の方は予想通り大幅安です。今の段階で200円近く下げています。
 
 輸出産業や金融、商社、船舶などが悪いようです。おじさんは、電機・機械・金融・鉄鋼・電力などの株式を持っているので、また評価損が出ています。逆に今日は内需関連特に震災関連で建設が良いようです。建設も持っています。しかし、まだまだ買値より100円近く下がっています。
 
 震災以後建設株が値上がりすると言われたのですが、それほどでもありませんでした。しかし、今日は結構値上がりしています。何とか300円台を回復しないと利益に程遠い状態です。いろいろなサイトを見ても今は値下がりしているが様子を見るべきだと書かれています。建設株に決着が着けば値段的には買いたい株が結構あります。
 
 新規に株を始めるひとは、もう少し様子を見た方が良いのかもしれません。ダウで8000円割れの可能性があると言われています。
 
 ところで、後2週間でヨーロッパ旅行です。それで円をユーロに交換しようと思いました。どこの銀行でもよいのですが、以前銀行によって交換レートが異なると聞いたので念のためにいくつかの銀行に聞いてみました。20年くらい前は東京銀行・・略して東銀(今は三菱UFJ銀行)しか外貨交換はやっていませんでした。
 
 もちろん外貨預金は色々な銀行や証券会社がやっていたのですが、現金の交換は東銀だけでした。その後様々な銀行が外貨交換をやっています。おじさんが電話したのは、三菱UFJ銀行三井住友銀行と地元の地銀(地方銀行)です。地元ながらこの地銀はドルだけでなく元の交換もやっていたので、多分ユーロもやっているだろうと思って電話しました。
 
 実は円を他の通貨に交換する場合、現金(いわゆる紙幣)にすると相当高いレートになるのです。昔ドルを交換した時手数料が高いので聞いたことがあります。すると銀行の担当者は、通貨特に現金は輸送にお金がかかるし(つまり余り流通しない通貨だと外国から輸入するしかない)保管手数料の他、現金自身は保管しても何の利益も生まないから高いのだと言われました。
 
 変に納得したことがあります。その話を聞いた時はまだユーロはありませんでした。当時はドルが一番手数料が安くて1ドルに1円くらいだったと思います。イギリスポンドだと1ポンドに5円上乗せと聞いたような気がします。上乗せとは、新聞やテレビで1ドル77円だと報道された時、円をドルに交換する時は1ドル78円となり、逆にドルを円に交換する時は76円になると言うことです。
 
 ところで、電話の結果、両替できるのは三菱UFJ銀行と地元地銀でした。意外なことに三井住友銀行はドルしか交換できないという話でした。(東京大阪ならできる)。予想通りというか予想以上に銀行間の交換レートが異なったのです。
 
 三菱は1ユーロ106円、地元地銀は1ユーロなんと110円をつけたのです。1ユーロにつき4円の差は大きいです。どちらの銀行もおじさんが大学に行く街にあるので、交通費は同じです。やはり外貨を両替する人の数の違いだと思いました。
 
 これがドルならこんな極端なことはないと思います。人民元の場合も同様だと思います。中国で残った人民元は全て中国の銀行で円に換えてきました。中国の場合外貨交換ができるのは中国銀行だけです。ですから、銀行間の差はありません。
 
 もちろん日本では中国と違って元の需要はほとんどないし、そもそも銀行員の給与が問題にならないので、当然中国の方がレートも良くなります。日本の感覚で以前両替してもらったら、余りのレートのよさに驚いたことがあります。例えば、例えば1元12、2円として1万元を円に両替すると大体12万円になります。
 
 ところが日本で元を円に交換すると多分10万円ちょっとくらいしかならないと思います。つまり1元10.5円くらいで計算するのです。もし、このブログをお読みの読者で中国に行かれるなら両替は中国でする方がいいです。ただ残った元を円に戻す際中国人の知り合いがないと中国で円に戻すのは難しいです。
 
 中国は規制の強い国と思われていますが、外貨購入は極めて簡単なのです。学生さんでも身分証明書(中国人は全員持っています。)さえあればどこの支店でも(外貨交換のできる店なら)簡単な手続きでできます。これも意外でした。北朝鮮なら脱北防止のため国民に外貨を自由に持たせたりしないのでしょうが、中国は自由に外貨を持たせているのです。
 
 まあ外貨を持って脱中する人も少ないだろうという自信があるのでしょう。ところで今ユーロ安なので、旅行客やその他投資の意味もあるのでしょう、ユーロ紙幣が不足しているそうです。それで電話で応対してくれた三菱の担当者の方は、事前に予約した方がいいですよと言っていました。
 
 おじさんが中国にいた時も、事前に予約すばべ大学の正門前の小さな中国銀行の支店でも両替できました。(予約がなければ飛び込みで交換はできません。)学生さんの話では、おじさんの住む近くの外貨交換できる支店でも、10万円以上の両替だと日本円がないことがあるそうです。30万円になると事前に連絡しないと円がないと言われるそうです。
 
 ドルもヨーロッパでは通用するようです。一度中国にお金を送ってもらった時に円では送金できずドルに換えて送金してもらいました。その時のドルがまだ残っているので持って行きます。中国では送金は元かドルしかできないのです。
 
 明日は久しぶりに散髪に行く予定です。