新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

不思議な運命

 今日は朝から庭仕事の続きです。まず昨日切った木を片づけて袋詰め。今の時代庭で焼いたりできないからです。庭の芝生の雑草抜き家の外にある小さな畑の整理です。本当に小さな面積でも何かと時間がかかってしまいました。
 
 その後、このところ毎日中国時代の学生さんからメールがあります。来年日本に留学するのですが、受け入れてくれる先生を探しています。今年もおじさん知っているだけで6人の学生さんが来ました。卒業生が50人程度の日本語学部ですから、結構な数です。
 
 今先生をさがしている学生さんは、音声学の分野(日本語学習者における発音指導の研究)をやります。中国から日本の見も知らぬ先生にメールを送って受け入れてくれるようにお願いしているのです。本当に勇気があると思います。
 
 さて、今日はおもいがけないことがありました。先日書いたように、日本に帰ってから何か仕事がないか探していました。とりあえずチャレンジしたところは御断りか連絡なしの状態でした。ただ県立学校講師登録だけは、欠員ができたら連絡があるので、年度末くらいはどこかあるだろうと思っていました。
 
 ところが突然おもいがけない学校から連絡があったのです。話は変わりますが、先日から行っている大学神学部の授業で、バルト(近代最大の神学者)は今日の出来事に「神の意志と支配統治」を見ると学びました。また人間にとって現在という時間は「神が人間に対して、人間自身の決断と企図と行為のために与えられた自由な領域」であると言います。
 
 簡単に言えば、神様が全てを備えてくださるという考えです。もちろん人間も何をするのか自ら自由に決定できるということです。おじさんの場合は、自ら企図(計画)し願書を書いて応募しました。それは意思です。ところが神様は全く想像もしなかった学校を示されたのです。(中国に行ったのも全く想像もしなかった結果です。)
 
 まだ決定ではありませんので詳しく書けませんが、工業系の学校の高校2年1クラスに国語を教えます。その学校のサイトを見ると、どうも国語Ⅱ(現代文と古文)のようです。100分授業というちょっと特殊な授業形態です。おじさんは、中国の大学で90分授業の経験があるので大丈夫です。
 
 1クラス2時間なので、普通の50分授業4コマと同じになります。ぺイは聞いていませんが、2000円くらいとしても2000円×4×4=3万円ちょいというところです。ぺイはたいしたことはないのですが、肩書きができてうれしいです。(肩書きだけは立派になります。)今までは無職ですから、たとえ非常勤講師でも働けるのでうれしいです。
 
 2月生まれなので、後3ケ月しないと満額年金がでません。来年の春からは、年金は全額ツマクマにやってもお小遣い程度貰えるのでうれしいです。公的年金プラス個人年金で何とか生活費はでそうです。2コマなので、週1日だけです。来年の春からは何とその学校の近くの大学の大学院(おじさんの出身校)で中国政治研究の授業を受けるつもりです。
 
 人事は決定するまで何とも言えないので、次のブログで残念でしたと報告するかもしれません。ただ63歳を過ぎたおじさんにそんなうまい仕事はないのでオファーがあるだけでもうれしいです。おじさんが初めて勤務したのの工業高校で、職業人の最後近くになってまた工業系の学校に勤務するのも不思議な運命です。(工業高校は38年のうち3年間だけで残り34年間は普通高校です。)
 
 明日は木曜日の授業発表に備えて準備をします。