新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

共済組合のこと。

 今日は晴れたり曇ったりの天気でした。昨日は暖かかったのですが、今日はちょっと肌寒かったです。正月も過ぎ、どんど焼きも終わったので、午前中は正月の品々を片づけました。ついでに昼ごはんは、鏡もちを割っておしるこに入れました。
 
 午後からはツマクマの要望で近くの温泉に行きました。そこは町営なので500円とリーズナブルな値段です。風呂の種類は結構あるし、露天風呂も3種類くらいあります。すっかり堪能して夕方帰りました。
 
 さて、今日は共済組合について書きます。共済組合というのは厚生年金と健康保険を扱うところです。実はおじさんは64歳になるので、年金の加給について通知がきていました。64歳になると年金が満額支給になり加給給付も付くのです。明日にはその書類をそろえなければなりません。読者の方はほとんど会社勤めか自営業でしょうから、共済組合についてご存じないと思います。
 
 共済組合とは健康保険と年金の両方をやっています。組合と言っても労働組合とは全く無関係です。共済組合は基本的に公務員向けですが、私学共済組合のように、私学にもあります。公務員の場合、国家公務員と地方公務員で分かれます。国家公務員の場合、省庁別にあるようです。例えば財務省共済組合のようにです。地方公務員の場合、市町村と都道府県で分かれています。政令指定都市も分かれていたようです。
 
 ツマクマは市の保育所に勤務した経験があるので、市町村職員共済組合です。地方公務員でも職種によっっては個別の共済組合を持っています。代表的なのが、警察と公立学校です。この二つは地方公務員であっても、都道府県の共済組合と別です。
 
 おじさんは、県立高校の教師だったので、公立学校共済組合ということになります。年金もここから貰っています。事務局は県の教育委員会の中にあります。公立学校共済組合は全国の公立学校で働く人全員が加わります。(公立大学から公立幼稚園まで。先生以外に事務の人もそうです。)
 
 各県はその支部ということになります。この良い点は東京都の先生が、長崎県の先生になっても年金はそのまま繋がりますし、退職金も継続します。普通の会社だとA社からB社に転職したら、同業者であってもA社から退職金を貰います。B社では入社1年目の扱いになります。
 
 またA社からB社に4月に転職したら、B社での夏のボーナスはとても少ないでしょう。ところが教職員の場合、継続して勤務していたと扱われます。こう書くと民間の方は、またまた公務員の優遇だと考えるかもしれません。
 
 しかし、それには理由があるのです。例えば県を超えたの交流人事があります。鹿児島県の先生が岐阜県に2年間研修として勤務する場合、形としては、鹿児島県を退職して岐阜県に採用される形になります。もちろん退職金も出ません。ただ実務上そうなるだけです。
 
 その場合、もし本当に退職するなら、人事交流で行く先生にとっては大変な損失になります。それを防止するためです。中央官庁から地方自治体に出向する際も同じ手続きをとります。中学の先生が高校の先生になる場合も同様です。高校の先生は県職員ですし、中学の先生は市町村の職員だからです。
 
 時々県立高校の先生が文部科学省などの機関(教科書調査官など)の職員になると公立学校共済組合から文部科学省共済組合になります。
 
 まあそうは言っても公務員同士だと絶対に不利になるようなことはしないのです。教師でも正規採用職以外は不利です。学校には非常勤教師とか常勤講師とか言われる先生がいます。非常勤の場合は全く別ですが、常勤講師の場合、おじさんの県では共済組合ではなく厚生年金なのです。(常勤講師は1年限りの採用です。)
 
 ただ再任用教師の場合(定年後再雇用になる教師)は共済組合になります。公務員の場合はどう考えても正式な試験に合格して正式な職員になるのが一番有利なようになっているようです。
 
 市町村の場合(ツマクマもそうでしたが)嘱託でも共済組合に加入する場合がありました。(勤務年数などによって)厚生年金制度に比べて共済組合制度は一般の人に分かりにくいと思います。
 
 以上書いたことはおじさんが現役の時代に聞いた話なので細かい点で勘違いがあるかもしれませんが、ご容赦ください。明日は水道の工事などがあります。いよいよ大学のレポートを書きます。