新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

最近の出来事に思う。

 昨日は、午前中は庭の整備、午後はレポート作りで1日終わってしまいました。おかげでブログを書く気力がなくてお休みしました。今日は朝は曇り空で午後から晴れてきました。
 
 今日は、午前中はツマクマのケガの通院のお手伝いです。1週間くらい前転倒して、足をくじいてしまいました。大したことはないのですが、車を運転できないので困るのです。ですから今おじさんはアッシー君です。
 
 株価の方はおじさんの持ち株で言えば高安まちまちです。数日前大幅に日経平均が上がったのですが、このところは高安まちまちです。年が明けていよいよ復興開始ということで建設関連株が上がっています。これは今相場のテーマがないので、蒸し返しているだけです。それに建設株はこのところ安値圏にあるので、取り上げられやすいのです。残念ながらおじさんの持っている建設株の値上がりはたいしたことがありません。
 
 さて、今日は最近の出来事から書いてみます。一つはヨーロッパの金融危機です。終わりの見えない状態です。多分ドイツ次第になると思います。ただヨーロッパ各国にはそれぞれの歴史があるので、簡単にはいかないと思います。最終的にユーロ解体まではいかないと思いますが、ギリシャの離脱くらいはあるかもしれません。そうなるとユーロは90円そこそこまで下落する可能性があります。どうも幾ら円買いをやっても、この状況では円安に向かうのは無理なようです。
 
 新聞では取り上げられましたが、ブログでもテレビでも余り取り上げられなかった最高裁判決について次に書きます。これは日の丸君が代で起立しなかった教員についての処分に関するものです。
 
 東京都を中心に起立しなかった教員に厳しい処分が下されました。それに対して最高裁判所は処分が重すぎるという判決をくだしたのです。最近大阪市君が代日の丸に対する厳しい条例が作られて予定です。これについても検討がなされているようです。
 
 判決の中心は、機械的な処分と他の教員の非行とのバランスについて否定的な判断を下したのです。その理由の一つとして、君が代日の丸に対する問題と公務員の破廉恥行為(交通事故やセクハラなど)を区別すべきだというのです。最近地方公共団体の長が、従来のやり方と違う強権的なやり方をして裁判に負けるケースがありました。(阿久根の訴訟など)
 
 大阪市長も弁護士出身だけあって、すぐに反応したようです。なぜなら、処分をしても裁判で負ける可能性が高いからです。おじさんも、阿久根の件から、首長が民意だということを理由に、従来考えられなかったやり方をすることを危惧していました。
 
 確かに、これまでのやり方では、先に進まないのは分かりますが、行政や法律とはそんなものなのです。個人の恣意的な行為を防止するために、歯止めを強くしているのです。行政法を学んだとき、法律は問題が起こる前に作ることはできない。問題が起こってから、初めて法律が作られるのだと教えられました。
 
 だから、過去の法律やきまりが存在するということは、そこに問題があったからだと分かるのです。旧約聖書で同性愛を厳しく罰する規定があるのは、同性愛が存在したからなのです。同性愛など存在しなければ、そもそもそんな規定を作る必要はないのです。
 
 今回の判例が、首長の独走にブレーキをかけるものであってほしいです。従来最高裁判所行政処分をそのまま認めてきたのですが、流石に見過ごせないと考えたのでしょう。裁判官全員が賛成していることからも分かります。
 
 最後に目立たないように女性宮家問題について書きます。結論から言えば創設に賛成です。旧宮家復活は先日見た世論調査でもほとんど賛成がありませんでした。それでも元首相や保守派の人は主張し続けています。ある週刊誌では、旧宮家の人に聞いても、復帰を希望する人はいなかったと報道していました。
 
 おじさんがもし旧宮家の立場だったらそう思うでしょう。今の週刊誌の皇室報道を見る限りそうです。現皇室の方でもあれほど書きたてられるのです。旧宮家の方は、すでに民間人として60年近く経過しています。そのうちには、余り人に知られたくないこともあったはずです。
 
 もし、皇族復帰となると洗いざらい政府に調べられ(もし何かあれば政府の責任です。)そうでなくても週刊誌は喜んで調べまくるでしょう。事実がなくても書きたてられます。(だからこそ、週刊誌はしばしば名誉棄損で訴えられます。)それに、庶民はそれまで隣人や同僚あるいは部下だった人が突然皇族になった時、その事実を素直に受け入れられるでしょうか。
 
 そんな状況の中で、現段階で復帰に名乗りを上げる旧宮家の人はないと思います。男系、女系にこだわる人もありますが、おじさんは現在の状況では女性天皇を認めるしかないと思っています。こんな微妙な問題なので、こっそり最後の方に書いておきました。
 
 明日は大学で金曜日は次女の家だ留守番です。次のブログは土曜日になります。