今日の市況に関する感想ー過去の相場展開をふまえて
今日は朝方こそ寒かったのですが、午後からはすっかり温かくなりました。株式相場も外国為替相場も行け行けどんどんで大変な勢いです。
それでも5年前退職時に買った株式は低迷のままです。今日の相場で利益が出たのは証券株だけです。株式市況がこんな行け行けどんどんなので、持ち株の証券会社株もウナギ登りです。今日一日で10万円以上株の評価が上がりました。(値上がりのこと)
以前書いた通り、建設・機械・電機・鉄鋼・電力などの雇用に大きな影響与える業界は今日も低迷です。特に建設・電機・鉄鋼・電力については大変な評価損がでています。
これも以前書いた通りですが、今回の相場で利益を得ている人は限られているのです。、遅れて相場に参入した人は今人気の証券・銀行・不動産などを買っているのでしょう。ですから買いが買いを呼ぶ相場になっています。
物事は何事でもそうですが、何かに偏っている時は良くありません。食事で言えば偏食しているようなものです、今回はミニバブルだと思いますが、なぜミニなのかと言えば、バブルの恩恵を被っている業界が限定されているからです。
おじさんは株式投資を始めて40年以上になりますから、何回も上げ相場の経験があります。かっては土地をどれだけ持っているのか、株式をどれだけ持っているんかで値段が決まったこともありました。またIT産業がはやされてITバブルもありました。
アメリカの好況を受けての上げ相場でおじさんは株式を買ったのです。(5年前)中国は日の出の勢いだったので、鉄鋼などが大人気でした。たった5年前のことなのに、鉄鋼は今当時の三分の一くらいの値段です。原因はリーマンショックです。
バブルの時は全ての株が上昇しました。その火つけ役がNTT株の上場だったのです。御近所の方から今でもあの時のNTT株を持っているが、どうなるのでしょうと言われました。当時の値段に戻ることはないでしょう。
相場は勢いです。相場は勝負なのです。野球もそうだし、麻雀などもそうですが、勢いがあると次々に良い手が出るのです。偶然までが味方します。まさに向かうところ敵なしです。こんな勢いのある時に何を言っても、何をしても無駄です。
バブルの上昇途中でこれはバブルだから危ないと思って降りた人は、さららに上昇するのを見てしまったとおもったでしょう。バブル破裂の寸前まで皆さらに上昇すると思ったはずです。当時市況の平均が5万円あるいは10万円まで行くと言われたものです。
それが今相場上昇と言ってもせいぜい13000円台の話です。ということは15000円台まで行くと言われ、次には18000円さらには20000円台まで行くとはやされると思います。15000円台に行くには日本経済全体が上昇しなければ無理でしょう。
基幹産業である、鉄鋼・機械・電機などの産業の立ち直りつまり株価上昇がない限り、今回の相場は金融不動産相場あるいは金融不動産バブルとして終わりを告げると思います。事実アメリカの雇用統計がよくないにも関わらず円を売ってドルを買っています。
どこかでアメリカ経済の停滞が明らかになった時、ドル売り円買いに転じるでしょう。その時が相場の終わりです。と言っても上げ相場に取りあえずついていくつもりです。証券株がどこまで上がるか楽しみです。
明日ほ重要な仕事があって忙しいです。相場がどのように展開するか楽しみです。