アジア情勢の変化ー合従から連衡へ
昨日は夜半から台風で大変でした。おかげで今日は学校が休校になりました。それでのんびり過ごしました。ブログを書いたのですが、また固まって投稿できませんでした。
それでまた書いています。息子の時もそうなったのですが、その時は息子がうまくやってくれました。パソコン音痴のおじさんなので再度書きなおしています。ところで今日は相場が上昇しました。投資家の買い意欲が強いからでしょう。ずるずる下がるのを見過ごせなかったからだと思います。
こんな重大な時期に外国にでかけたりしたら国内の反発が大きいからでしょう。そのためにアメリカの国際的権威が急速に低下しています。今回はアジア歴訪ができなかったので、アジア各国はいざという時に本当にアメリカが助けてくれるのか疑問視しています。
ところで合従連衡という言葉があります。古代中国の政治政策を示すことばです。秦が強国となった時、秦と結んで他国を攻める連衡策と各国が連合して秦に対抗するか二つの政策がありました。
現代の秦に該当するのが中国です。日本は中国と対決するために各国を連合させようとしています。以前は共産主義国家と資本主義国家が対立して、それぞれ合従して対決したものです。
今はその構図がすっかり変わってしまいました。安倍さんはもう一度中国包囲網つまり合従策を取りたかったようです。東アジアが完全に反日になりつつあるので、東南アジアと結ぼうとしたのです。ところで東南アジアの大国はインドネシアです。
人口や経済発展などを考えたらはずせません。ところが最近の報道ではインドネシアが中国と結んだようです。中国は日本の合従策に対して連衡策をとっています。まず東アジアでは中国と韓国、中国と北朝鮮の関係を結びました。台湾と中国も現在では強い経済関係があります。
明らかに日本と結んでいるのはフィリッピンくらいでしょう。ベトナムもタイも日本と中国どちらにも良い顔をしています。心の中では中国が嫌いでも、地続きだし、ベトナムやタイを通って中国へ行くハイウェイやパイプライン計画もあります。
ミャンマーは中国寄りでしたが、今は世界各国から投資があるので、中国とは距離を置いています。しかし、中国と接していますので、パイプラインやハイウェイ計画を持ちかけられたら魅力でしょう。
モンゴルは完全に中国と対立しています。日本と合従する可能性は高いです。整理してみますと、日本と完全に合従してくれそうなのはフィリッピンだけです。ベトナム・タイはどちらとも仲良くです。ミャンマーとモンゴルは日本寄りというところです。
肝心のインドはこのところのルピー安で大変です。経済状況も不安定なので、こちらも両にらみでしょう。日本が合従を計画できるのもアメリカのおかげです。アメリカのバックアップがなければとても中国に対抗できません。
皮肉なことに、数年前北朝鮮崩壊論がささやかれました。その次は韓国経済崩壊論・中国経済崩壊論です。そして今一番新しい崩壊論はアメリカ経済崩壊論そして世界経済崩壊論です。デフォルトが実現すれば、その影響ははかりしれないでしょう。
明日は授業です。