新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

二極化する消費ービジネスモデルの再構築の必要性

今日は午前中は曇りで午後から雨になりました。天気予報の通りです。明日も午前中は雨のようです。おまけに今日は肌寒い天気です。関東は逆の天気のようです。

 株価の方はちょい安で引けました。おじさんも持ち株はちょい高で引けました。売るほど利益も出ていないし、新規投資をするほど株価の下がっていないのでどっちつかずです。明日はどうなるのでしょう。

 さてこのところ消費行動が二極化しているように感じます。これはおじさんだけでなく各種マスコミが報じている通りです。街角ウォッチャーのおじさんもそう実感します。

 おじさんはごく普通の消費者なのでおじさんの消費行動と世間一般の消費行動はそれほど違わないでしょう。一つはこれまで通り安い品物を求める行動です。

 スーパーなどでもポイント2倍とか特割などの時は押すな押すなの大盛況です。どこのスーパーでも特別割引の日を決めで大幅な割引をやっています。逆にこれをやらないと客を取られてしまう可能性があります。客も良く知っていて特割の日を選んでスーパーをはしごしているようです。

 結構割引率が高いのでその分スーパーの利益率は低いと思います。まさに薄利多売です。しかし、衝動買いはなくポイントを絞って買っているようです。またドラッグストアーがスーパー化している点も注目されます。さらに生鮮食品については農協が直接販売に力を入れているようです。

 地産地消が一段と進んでいるようです。大手食品メーカーの品物は特割の日にスーパーで購入し、生鮮食品は農協の直販コーナーを朝一で利用すると言うのがおじさんの近くの消費者の行動です。

 農協などの直販コーナーは開店前から行列です。昼過ぎに行くとめぼしいのもはありません。地元農家から直接持ってくるので値段もスーパーなどより安いです。

 一方飲食店の場合安売りチェーン店の劣勢が目立ちます。以前はとにかく安ければ味の方はどうでもよいと言った感じでした。ところがアベノミックスで風向きが変わりました。少しくらい高くても良いのも食べたいという傾向が強くなりました。

 かって繁華街にあったマックの店など昼時や夕方などは行列ができてなかなか順番がこなかったのですが、今は平日の昼などがらがらです。逆に平日でもデパートの専門飲食店は満員です。

 数千円もするようなステーキやウナギなどがどんどんでています。もちろんそれなりの味です。どうも奥様方だけでなく夫婦同伴のシニア世代が利用しているようです。

 おじさんもシニア世代ですが、これから先何年おいしいものを食べられるか分かりません。それに年金もそこそこ貰っています。繁華街に出たついでにプチ贅沢をしようという気ににまります。

 それも昼食です。シニアになると夜わざわざ繁華街に夕食を食べに行くのもおっくうです。普段はスーパーなどで安い食品を買ってそれで昼食を食べ、たまに買い物に出た時はデパートの専門飲食店で美味しいものを食べるということです。

 仕事をしていた時代は昼食は弁当か学食でした。逆に仕事をしていない今だからこそそんな贅沢もできるのです。子供に遺産を残す必要もないし、だからと言ってしょっちゅう旅行にも行けないので昼食をプチ贅沢するシニアが増えたと思います。

 ただシニアの場合、量や値段より質です。一度利用して値段ほどの味が出せないとなると二度と行きません。利便性は関係ないからです。近いとか便利とか早いから利用するということはないのです。

 1時間かけてもおいしいものをゆっくる食べる時代になりました。お店がそれについて行けないと脱落してしまいます。今大手飲食チェーンが苦しい状況にあるようです。低価格を売りにしていた業者は時代の変化についていけないでしょう。

 おじさんも仕事をしていた40代などは居酒屋でお酒をがぶがぶ飲んでいました。そんな時代はもう過ぎました。前述したように少し高価でもおいしいものををゆっくる食べる時代になりました。

 これから経営者はこれまでのビジネスモデルを再検討し再構築しなければ高齢社会で生き残れないと思います。まあおじさんが経営者になるわけではないのでどちらでもいいですけれど。

 明日はいろいろ忙しいです。