新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

ツマクマの死後整理

 ツマクマが亡くなって3月経ちました。事務的な問題は全て終わりました。厳密にはもう一つ緊急に処理しなければならない案件が出てきましたが、こちらも何とか月内に終わるつもりです。

 人が亡くなると事務的な処理(年金・保険・預貯金の処理)と同時に残されたさまざまな物の処理があります。例えば着ていた着物や所持品などです。

 宝石などの所持品はツマクマが自分の死期を知っていたので事前に子供達に分けました。しかし、これまでもっていた服の整理があります。

 これも何とかめどが立ちました。おじさんも歳なので終活に向けて家の整理をしています。今日は長女と次女が来て整理をしました。

 実はツマクマは着付けの先生をしていて着物を沢山もっていたのです。その整理が課題でした。それでまず着物の分類をするために長女の知人の方に来ていただきました。この方は呉服屋さんに勤めているのです。

 どの着物が価値があるのか分からないからです。その方がまず言ったのは自分が予想したより沢山着物がありますねと言うことです。着物はご存じのように一着の値段が相当高価です。

 冗談でその方が仰るには中古の家が買えるくらいのお金を使っていますねということでした。おじさんはツマクマの着物については全くノータッチでした。何をもっていて、何を買ったのかも知りませんでした。

 ただタンスの大きさから考えて相当着物をもっていることは知っていました。ツマクマは亡くなる前着物のことは何も言いませんでした。

 今日一日かかても整理できませんでした。その方が仰るには後3回くらい来ないと整理できませんねということでした。最終的にはネットで売るか、和服のフリーマーケットで売るか、知り合いの方にもらっていただくかです。

 次女とおじさんで写真の整理をしました。相当な数の写真がありました。記念になるものだけ残して後は処分するしかありません。物は所詮なくなります。思い出だけが最後まで残るのです。

 おじさんの家のモットーは「物より思い出」です。物はいつでも手に入りますが、思い出はその時しか手に入らないのです。写真を見るとさまざまな思い出がよみがえってきます。

 おじさんの大学時代のゼミ旅行の写真も出てきました。おじさんの子供時代の写真も出てきました。しかし、そのすべてを残すわけにはいきません。大半は破棄することになりした。

 まだまだ片づけなければならないものがあります。今日だけで大型のごみ袋で15くらい出しました。家を整理することが大変だと分かりました。今やっておけばおじさんがいなくなっても子供達が実家の整理で頭を悩まさなくていいです。

 最終的には業者の方に来てもらっていらなくなったタンスなどを引き取ってもらうしかありません。その前準備ができつつあります。