新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

潮目がかわったのでは。-政治と経済

 昨日はおじさんには珍しい芸能ネタだったせいかいつもより大勢訪問者がありました。今日はお堅いネタなので訪問者が激減するでしょう。
 訪問者数狙いではないので気にはしません。このブログはおじさんが思っていることを勝手に書いているだけなのです。徒然草の言う思うことを言わないのは腹が膨れる業だから書いているのです。
 今日は専門学校の授業でした。8月の第一週まであります。相変わらず学生さんは意欲に乏しいです。まあ日本で働けるほどの日本語能力を身に着けるのは難しいし、運よく就職しても手取り15万円程度で生活もぎりぎりだと分かっているからでしょう。
 ところで今日のタイトルですが、政治の方は下げ止まらない内閣支持率です。1週間ほど前時事通信世論調査でとうとう内閣支持率が30%を割れたと報じました。
 まあ統計誤差で30%前後というところだろうと思っていました。しかし、ANNの世論調査でも29%台が出ています。内閣改造という報道が出ているにもかかわらずです。
 国民は内閣改造を期待していないと思われます。そもそもこれまで内閣支持率が高かったのは、ほかにいい人がいいないからという消極的な理由でした。
 今回はそれが裏目に出て、首相が信じられないというので支持率が下がっているのです。支持率が高かったのも個人的な理由で下がったのも個人的な理由です。つまり政策の支持ではなかったのです。
 しかし、安倍さん自身は自分の政策が支持されたので支持率が高いと思っていたようです。この先今までの政策を変更するのか、強硬突破で行くのか難しいところです。
 政権の骨格を変えないのであれば内閣改造をしてもそんなに支持が上がるとも思えません。逆に政策を変更すれば支持層の保守派から見放されるでしょう。
 まあお手並み拝見と言ったところです。ところで経済の方ですが、こちらも安倍政権と関係します。金融緩和政策が世界的に変更されようとしているのです。
 異次元とまで言われる金融緩和を永遠に続けるわけにはいきません。金融緩和の副作用が強くなる前に歯止めをかけねばならないのです。
 アメリカはもちろんEUにもその考えが広がっています。金融緩和政策の出口を求めるには国際協調が必要です。抜け駆けすれば、取り残された国の通貨に負担がかかります。
 日本だけが金融緩和を続け他国が出口政策を取れば円安が進むでしょう。日本とそれ以外の国の間で金利差が生まれるからです。金利の高い国の通貨は買われるのです。
 しかし、日本では出口政策は全く議論されていません。先述した通り、金融緩和に関する国際協調を日本だけ無視することは許されないでしょう。もしそんなことをすればアメリカやEUからしっぺ返しを食らうでしょう。
 アベノミックスと言われるくらい今の金融緩和政策と安倍政権は結びついています。もし安倍さんが退陣ということになれば日銀ははしごを外されてしまいます。
 さてさてこれからどうなることやら。先行きは全く不透明です。明日も授業です。