新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

日本を取り巻く国際情勢ーとても厳しいです。

 今日は中学の仕事でした。今中学は期末考査中です。おじさんが高校で仕事をしている時よりやたら早いです。採点と学期末の成績処理が大変だからでしょう。
 以前勤務した中学では非常勤講師は試験監督をしませんでした。高校もそうだったと思います。今の中学では実力考査も定期考査も監督を依頼されます。
 まあ何でもやろう主義なので引き受けています。ところで相場の方は130円ちょい高でした。21600円台で引けています。対ドル相場も112円~113円のところです。
 ところで、今日本を取り巻く国際情勢はとても厳しいです。慰安婦財団の解散や徴用工問題で日韓の関係は相当緊張しています。
 日本の国内世論も対韓国では強硬です。それを背景に与党も相当強硬な姿勢です。と言っても今米朝協議が進んでいるのに、日韓関係を破綻させるわけにもいきません。
 政府しては苦々しいけれど、関係を絶つわけにはいかないのです。韓国政府も扱いの苦慮していると思います。対日問題になると韓国の世論は相当厳しくなります。
 次は対ロシアとの外交交渉です。どうも安倍さんは二島を先に返してもらった後の2島はその後交渉するという方向のようです。
 これで、日ロ平和条約まで行ければ、歴史に名前を残すことができます。保守派を政権地盤とするからこそできるのだと言えます。
 しかし、ロシアはそのあたりを見越しています。2島を返還しても主権はロシアが持つと主張する可能性もあります。共同統治と言っても結構難しいです。
 どちらの法律を優先するかの問題もあります。また、現在住んでいるロシア人をどう扱うかの問題もあります。さらに今度は日仏問題が起こりました。
 ゴーン容疑者を巡る問題です。日本に日産と三菱はゴーン容疑者の代表権をはく奪するようです。しかし、フランスのルノーは違うようです。
 ヨーロッパの世論は日本の司法当局に対して懐疑的です。検察当局の取り調べについても不信感をもっています。フランスはヨーロッパの大国ですから、その意向は無視できません。
 政府は民間企業の問題だとしていますが、ルノー筆頭株主はフランス政府ですから、この理屈は難しいと思います。
 もし、容疑不十分や起訴猶予ということで終わったら検察の面目丸つぶれです。と言っても一方的に収監されているゴーン代表をフランス政府がスルーしたとなれば、フランス国内の世論が承知しないでしょう。
 日本側もフランス政府の圧力に負けたとなれば、政府の弱腰を非難されます。国内政治における安倍政権の悪しき置き土産についても書きましたが、今度は国際的な問題も置き土産になりそうです。
 国内的にも国際的にも今日本を取り巻く情勢は極めて難しい局面にあると思います。明日はのんびり過ごします。
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