新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

やっと1週間終わりました。

 今日も真夏日です。日本とすっかり入れ替わってしまいました。日本のおじさんの住んでいた地方は今30度程度ですが、こちらは今日も天気予報では37度です。明日も同様のようです。ただ日本と違ってこちらは街路樹が多く、その上亜熱帯系の植物を大いので、結構木陰に入ると涼しいです。それに床も石つくりなのでひんやりしています。
 
 マンションの部屋は全室クーラーありですが、以前から書いているように大学の教室は基本的にクーラーがありません。教員休憩室にはクーラーがあります。教室は原則として巨大扇風機がまわっています。それに教壇のところには先生用に特別左右に家庭用扇風機のようなものが取り付けられています。こらがばかにならないのです。両方入れていると結構涼しいです。
 
 さて今日で今週も終わりです。先週から授業が始まったのですが、全ての授業が始まったのは今週からです。今週が終わってみて初めて今学期は大変だと分かりました。先学期が余りに楽だった反動からだと思います。まず月曜日は何もないので楽勝です。火曜日からいよいよ授業開始です。火曜日は朝一つまり8時から9時40分まであります。8時からの授業のためには7時半くらいにマンションをでなければなりません。
 
 逆算すると起床は6時半ということになります。いつもは7時くらいに起きているので大変です。時として7時半とか8時に起きます。(年をとると早く目が覚めるといいますが、相当に個人差があります。)寝るのは大体10時くらいです。ある同年輩の人に話すと信じられないと言っていました。10時なんかに寝たら夜中の3時頃に目が覚めて寝られないそうです。
 
 同年輩の人の大部分は皆11時過ぎに寝て6時前に目が覚めるのだそうです。水曜日は3・4限目なので、起床は7時過ぎでもOKです。8時くらから食事をしてぐずぐずして(インターネットなどを見て)9時半にマンションを出ます。10時10分から授業開始で終わりは11時50分です。実はこの時間が一番楽なパターンです。ちょうど昼食時間に家に帰れます。
 
 木曜日が地獄の一日です。一週間をこの一日のために過ごすようなものです。まず、朝一から授業があります。その上D区なのでスクールバスに乗らねばなりません。起床は6時です。いつも目ざましをかけています。7時10分くらいにマンションを出ます。スクールバスの停車場まで歩いて10分くらいです。始発なのでゆっくり座れます。もちろん出発時間ぎりぎり(7時半出発又は満員になったら出発)だと乗れません。
 
 到着は8時ちょっとすぎで、1限目開始は8時半です。1・2・3・4と午前中全て授業があります。授業は3年生の日本概況です。8時半に授業開始で45分授業を4コマします。午前中の授業終了は12時10分です。それから食堂に行って昼食です。次の授業開始は14時なので2時間近く昼休みです。食事後昼寝をする部屋もありますが、相部屋(他の先生と一緒)なので1度行ったきり行っていません。
 
 人が来ないちょっとした会議室なみの広さの教員休憩室があるので、そこでのんびり過ごします。ほとんどの中国人の先生は、昼寝をするので、そこには来ないのです。以前はソファーがあって、おじさんはそこで昼寝をしていたのですが、現在は椅子に代わりました。
 
 午後2時から3コマ(45分×3時間)大学院生の古典があります。今年の大学院生は優秀な学生さんと全くできない学生さんの組み合わせです。全くできない学生さんは、自校からの推薦組です。優秀な学生さんは、外部受験組です。今年は優秀で四川外国語学院・四川大学・南京大学の学生さんです。いずれも優秀な大学です。
それで授業終了は4時25分までです。
 
 スクールバスにのってマンションに帰りついたのは5時半近くです。それからシャワーを浴びて、今度は6時から日本語学部食事会です。場所はマンションから歩いて25分くらい離れたレストランです。今学期から転任してきた先生の歓迎会もかねています。今学期はソニー関係の仕事を以前していた先生(その後どこかで教えていたようですが)と長沙にある長沙学院で教えていた先生です。(この先生は大学院の博士課程修了で研究論文も書いているそうです。)
 
 その方とは連絡がうまくとれず欠席されました。ソニー関係のお仕事をされていた先生(50代前半)は、若い中国人の女性(30代半ば)同伴です。奥様のようですが何の説明もないのでよく分かりません。中国語しかしゃべれないようなのですが、中国人の先生も話しかけないので、どんな人なのかさっぱり分かりません。宴会の間その方は一言も話さず、中国人の先生も一言も話しかけませんでした。とても奇妙な雰囲気でした。いずれにしてもお二人ともきわめてユニークな方のようです。あるいはユニーク過ぎるとも言えそうです。
 
 今日は午前9時からD区で3年の作文指導、その後こちらに帰って昼食後2時から最後の4年生の総合日本語でやっと1週間終わりです。日本で働いている方は当然あるいはそれ以上働いているのでしょうが、定年後の第二就職なので、まあこんなものだと思っています。
 
 明日は休日で日曜日も出勤です。月曜日も休日ですが、知り合いの先生が日本に共同研究者として6月赴任するので、お見送りに空港に行きます。火曜日に授業があって、水曜日から土曜日まで待ちかねた中秋節の休暇です。そして日曜日はまた出勤です。
 
 こうしてあわただしく9月も過ぎて行きます。