新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国の大学の昼休み報告

 今日もぐずついた天気でした。朝方は雨だったのですが、午後から曇りになりました。明日から国慶節の休暇なので、夕方のラッシュもひどいです。とは言ってもやはり去年とは比べものになりません。去年は午後の授業に行こうと思ったら、大変な渋滞で大学に到着したのは授業開始から1時間後です。帰りも帰省の学生さんでスクールバスは満員、おまけに高速道路は大渋滞で、ふだんより1時間半ちかく時間がかかりました。
 
 今年は休暇は長いのですが、全体に盛り上がりがありません。帰りのスクールバスも行列ができるほどではありませんでした。うちの大学は教師優先なので、ある程度学生を載せたところで、「老師(先生のこと」と料金徴収係の人が言ってくれます。そこで行列の後ろにいたおじさんはすかさず乗ることができました。何と言っても孔子様の国で教師の日まであるのですから、そこで文句をいう学生さんなどいないのです・
 
 数日前からツマクマが風邪気味で、国慶節の休暇にどこか遊びに行く計画はなかなかうまくいきません。去年は桂林に行きました。さて、今日はD区の昼休み報告です。去年も前期(1学期)だけD区で昼休みを過ごしました。その前の年は昼休みを過ごすことはありませんでした。中国では職住一体が原則なので、A区で授業の場合、昼食など昼休みは自宅へ帰ります。小中学校の場合もやはり自宅へ帰って昼食です。もちろん学校で弁当を食べたりする人もいますが、原則自宅で食事です。
 
 大学だけでなく、小中高も昼休みが信じられないほど長いです。12時近くに終わって、午後の授業は2時くらいからです。A区の場合は、午前中の授業が11時50分に終わって、何と午後の授業は2時半からです。こんなに長いのは、遠くのD区から帰ってきて、午後の授業をA区でする先生のためです。事実おじさんも金曜日は午前中D区でやって、午後A区で授業なのですが、このくらいの時間に午後の授業を始めたもらわないととても間に合いません。
 
 逆にD区では午前中の授業は12時10分の終わります。朝の授業開始が8時半と遅いからです。ちなみにA区では朝の開始時間が8時と早いです。これもスクールバスの運行との関係です。間もなく(国慶節明けころ)大勢の先生がD区に引っ越すようです。大学の授業の中心がそちらだからです。今大勢の先生がD区のマンションを整備しています。スクールバスに乗る人が減ると便がへ減るのではないかと心配しています。
 
 そんな長い昼休みをどうすごしているかと言えば、学生さんたちは昼寝をしています。日本の読者の方には信じられないかもしれませんが、何と教師専用のお昼寝ルームもあるのです。ちょっとしたビジネスホテルのような感じで二人一部屋です。これは、仕事の関係で宿泊しないといけない先生用の部屋なのですが、昼休みに昼寝用に開放しているのです。(ある中国人の先生は日本で共同研究員として仕事をした時、昼寝の時間がないので、午後眠くて困ったと話していました。)
 
 建物の入り口の管理人さんに午後の授業の予定表をみせ、チェックを受けると部屋のカギを貸してくれます。実はおじさんは去年一度使って二度と利用しませんでした。理由は一部屋二人利用が原則なので、中国人の先生と一緒になるということです。まさか、何も言わないわけにもいかないし、向こうも話しかけてくるのですが、全くしゃべれないし、気疲れするのでやめました。
 
 その代わり大きな会議室のような教師休息室があるので、そこで昼寝をしたり本を読んだりしています。そこはほとんど他の先生が来ないので使いやすいです。また講義する教室にも近いのでありがたいです。うちの大学に来て3年目になるとさすがに大学生活にも慣れてきました。
 
 昼食についてもおもしろい話しがあるのですが、それは別の機会にします。