新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

国慶節祝会さまざま

 今日は朝は小雨だったのですが、午後から次第に上がってきて今は曇りの状態です。中国は明日まで仕事で明後日から、いよいよ春節に次ぐゴールデンウイークに入ります。国慶節です。一年を日本では正月からお盆までと、お盆から正月までの春~夏、秋~冬で分かれます。
 
 中国の1年は春節~夏休み 国慶節~春節までの感じです。日本でも暦は1月で新しくかわるのに、社会は4月からかわるように、中国では9月から新学期なのに、中秋節国慶節と中長期の休暇が終わって、その後いよいよ新しい学期が本格的に始まります。新学期から国慶節明けまでちょっと、だらけた時間帯があります。
 
 さて、日本では某諸島の問題も一段落状態です。ちょっと安心しました。(こちらはすでに過去の問題になっています。)改ざん事件も昨日、上司の部長や副部長逮捕へというニュースがヤフーにでていたので、ちょっと注目したのですが、観測記事でまだ確定ではないようです。もし上司の逮捕となれば、その影響は相当大きなものになるでしょう。
 
 さて、今日は予告通りなら国慶節のパーテイへ行く予定だったのですが、今年は人数を少なくしてやるとのことで、おじさんもツマクマも行きませんでした。大学の日本人教師を代表して、一番年長の先生が出席することになりました。某諸島の問題とは全く関係ありません。
 
 出席する先生は日本人の代表なのでフォーマルな格好で来てくれと言われたそうです。また、授業があるので行けないというと、授業を振り替えてでも来てくれと言われたそうです。このことを見ても、来なくて良いという雰囲気は全くありません。
 
 そこで以前出た国慶節関係の行事について報告します。中国ではどこの都市でも市政府が外国人滞在者(旅行者や短期滞在者を除く)をこの国慶節の祝会(パーテイ)に招待します。2年前始めたこの街に来た時招待されて感動しました。おじさんはスーツ姿、ツマクマは着物で出席しました。英語で招待状と書かれた手紙を手渡されました。大学の外事処の科長さんが外国人をつれて入場したので、招待状を見せることはありませんでした。
 
 その時は郊外の大きなゴルフ場の中の宴会場でありました。アメリカ・ヨーロッパの人が大勢来ていました。おじさんたちは英語がさっぱりなので、会話の中に入れませんでした。最初に中国国歌が演奏されました。アメリカ人の中にはラフな格好をした人も結構いたのですが、その人達も国歌の演奏と同時に姿勢を正し、国旗に注目しました。それまでのだらけた雰囲気との落差で、さすがに外国では国歌に対して敬意を払うのだと感心しました。
 
 着物でツマクマは行ったので、結構外国人の人から注目されました。ある方から名刺をもらったので見てみると、イギリス総領事館文化担当領事と肩書きがなっていました。もちろん日本総領事館からも出席がありました。顔なじみの文化担当領事も来ていました。地方の街からでてきて、こんな各国領事のいるパーテイに参加できツマクマと二人相当感動しました。中国に来なければこんな経験はできなかったのです。
 
 去年の国慶節祝会は昨日書いたように、盛大な音楽会でした。去年は建国60年の節目の年だったのでとても盛大でした。パレードなどについては、10月1日に書きます。音楽会は盛大で前列の方は市政府の偉い人がずらりと来ていました。2年前の祝会に比べると格段に厳しく、何度も招待券を提出・確認されました。警備も今までみたことのないほど厳重でした。(ちなみにおじさんの市政府の共産党書記さんは、政府の大臣クラスなのです。日本の新聞にも将来中央政府で活躍する一人と紹介されたほどです。)
 
 音楽会もよかったのですが、警備の厳重さだけが印象に残りました。2年前の祝会の時も、パーテイがあっている間、生演奏が流れていました。今年は去年に比べて国慶節を祝う雰囲気も小規模のようです。去年は大学でも国慶節を祝う飾り付けも盛大でしたが、今年は直前なのに何もやっていない印象です。街全体も去年のような盛り上がりはありません。建国61年目というのも何だか余りぱっとしない区切りだからでしょう。
 
 国慶節が終わると4年生は本格的な就職活動の時期に入ります。すでに会社説明会のポスターが出ていました。今日見たのは韓国資本の「サムスン」、広東の電力会社、長虹と呼ばれる中国の大手電機メーカーなどです。理系が強い大学なので、メーカーの就職説明会が多いようです。
 
 明日は1日D区で仕事です。金曜日からいよいよ1週間の国慶節休暇です。出来れば2泊3日くらいの小旅行に行きたいです。