新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

最近のニュースに関する雑感

 今日は珍しく午後から晴れになりました。このところ雨が多く洗濯ものの乾きも今一つだったのですが、やっと少し乾き始めました。今日は午前中から繁華街へ買い物へ行きました。ブログにしばしば登場する観音橋です。ここは、おじさんの街の繁華街ではちょっと高級感のあるところです。最近ではユニクロもできました。
 
 おじさんたちが利用するデパートは台湾資本で、日本食品も結構あります。(お醤油・味噌・酢・梅酒など)以前は日本酒もあったのですが、人気がないようで今は小瓶しか売っていません。逆に韓国食品が幅を利かせています。他のデパートでも韓国食品の方が多くなった気がします。
 
 もともと中国には朝鮮族と呼ばれる、朝鮮系中国人の人もいるので、そのせいもあります。ですから、観光地でも朝鮮語で書かれたカンバンが目につきます。内陸部では日本よりもアジア系と言えば朝鮮人の人を思い浮かべるようです。
 
 今回の買い物は野菜と肉です。市場や近くのスーパーの2倍くらいの値段ですが、その分安全性が確かなので最近は、こちらで買うようにしています。もちろん時間がない時は近くの市場やスーパーで買います。
 
 さて、最近の事件や社会の流れをみるといろいろ考えさせられます。そこで今日はいくつかの事件や社会のながれについて感想を書きます。
 
 某漁船問題については、おじさんは政府の対応はまずかったけれど、本格的な外交交渉に野党の時代かかわったことがなかったので、民主党を余り責めるのは酷だと思います。失敗は成功の元くらいのつもりで見た方が良いでしょう。強気にでたのはよいのですが、落とし所というか、妥協点を見出すのに失敗したようです。世論は激高していますが、日本人は熱しやすく冷めやすいので、しばらく冷却期間をおけばいいでしょう。
 
 これが日中関係の決定的な溝になることはないと思っています。中国側も日本と決定的な対立など望んでいません。それより、この問題に注目が集まっている隙を狙ったかのように、日本国内では大きな政治的な動きがあっています。それは公明党がじわりと民主党に接近している点です。以前からおじさんが書いているように、もし二党が連立するようになれば、自民党の政権復帰は相当先になるでしょう。
 
 公明党も時期を見ていたようです。漁船問題でも他の野党のように民主党叩きをしませんでした。また、補正予算にも賛成するようです。さらには政府の予算関係の会議にも代表を出すようです。政治も外交も何かをする際サインを出します。優秀な政治家はそのサインをきちんととらえて、次の手を打つはずです。民主党公明党のサインをきちんと受け取っているようです。
 
 ちょっと考えれば分かるように、補正予算に賛成して本予算に反対するというのは論理矛盾です。補正予算の先に本予算があるので、それぞれが別々なものと考えるのは無理でしょう。もし公明党が本予算関係の法案に賛成するなら、簡単に衆参両院を法案は通過するでしょう。
 
 その後来年の5月頃に内閣改造公明党の数人の議員を大臣や副大臣に入れることで、二党の連立は盤石なものとなり、公明党は晴れて与党入りします。選挙上手な公明党と組めば怖いものなしです。意外と管政権は長期政権になる可能性もあります。そうなると自民党や皆の党などから民主党に鞍替えする議員もでるでしょう。そもそも外国人参政権など公明党民主党の政治理念は共通するものが多いのです。
 
 さて、今話題の検察官の証拠改ざん事件ですが、とうとう特捜部長と副部長が逮捕されました。ここまで行けば、検事総長の進退にまでかかわってくるでしょう。官僚にとって、人事は最大の関心事です。この事件で地検の検事正や次長検事、また高検の検事長に至るまで処分があるでしょう。
 
 そうなると十年近くにわたって、これまでの人事構想が崩れ、さらには検察庁内部で大きな亀裂が入ると思います。取り調べの可視化や調書に関する取り扱いなども問題になるでしょう。さらには、検察官が牛耳っている法務省まで改革が進むかもしれません。検察にとっては100年に1回あるかないかの大地殻変動が起こるとおもいます。
 
 ツマクマが不調なので、どうも今回の国慶節の休暇はどこにも行けないで終わりそうです。