新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国教会クリスマス報告。

 今日は朝から晴天です。気温はやはり低めです。大体10度くらいだと思います。1週間くらい前は雪が降ったのですが、さすがにそんな寒さはありません。街はすっかりクリスマスの飾り付けです。特にホテルやデパートはクリスマスツリーが飾ってあります。
 
 文革の時代を知っているおじさんとしては、感無量な気がします。その時代の紅衛兵だった人もすでに50代を超えているでしょう。あるいは60才近い年齢でしょう。習近平さんなどは、そのころ下放された口だと思います。散水車や道路清掃車のメロデーも西洋音楽なのですから、時代が変われば変わるものだと思います。
 
 もちろん、クリスマスソングがどんどん街で流れています。大学でもクリスマス晩会(音楽会)がどんどんあっています。この前のクリスマスパーテイの挨拶も「メリークリスマス」と「新年おめでとう」です。
 
 さて、今日は日本の教会ではクリスマス礼拝です。それでおじさんも中国の教会も同様だと思って行ったら、全然そんな雰囲気はありません。もちろん教会にはクリスマスの飾り付けがしてありますが、説教の内容もクリスマスとは全く関係ありません。「在基督里長大成人」と言う題での説教でした。「キリストにあって成人となる」くらいの意味だと思います。
 
 それに今日の説教は、牧師さんではなくて、長老さんでした。おじさんの教会でも牧師先生が不在の時は長老さんが説教をしていました。おじさんも日本にいた時は長老だったので、説教をしていました。この街の教会の長老さんは、牧師さんと同じように黒いガウンのようなものを着て、首から袈裟のようなものを掛けていました。牧師さんと同じような格好です。
 
 それだけではなく、日本では牧師さんしかしない、祝梼もしました。祝梼というのは、礼拝の最後に出席者(教会では会衆と呼びます。)に向かって祝福の言葉をかけることです。これにはちょっとびっくりしました。カソリックでは神父さん(司祭)と信徒さんは全く別の存在ですが、プロテスタントはこのように信徒の中でも長老さんは別格の資格のようなものがあるのです。
 
 聖誕祭崇拝(クリスマス礼拝)は日曜日の礼拝とは別に12月25日の10時からあるようです。この教会ではこのシーズンには色々な行事があります。洗礼式もこの時期に行われます。礼拝とは別の日に行われるようです。洗礼のための準備会のことは出ていました。行事としては、まず12月23日に午後7時から聖誕祭(クリスマス)音楽布道会「回家」があります。布道会は初めて聞いた言葉です。伝道集会の意味かと思います。「回家」は「(神の)家に戻る」くらいの意味でしょうか。
 
 12月24日はやはり午後7時から平安夜楽崇拝「興起発光」があります。多分キャンドルサービス(燭火礼拝)のことだと思います。中国語は日本語の漢字とほとんど同じ意味なのですが、時に微妙に違うことがあるので注意が必要です。
 
 12月25日はどうも1日イベントがあるようです。午前中10時から前述した礼拝があって、午後13時半からは聖誕祭音楽崇拝「賛美頌楊」と夜7時から音楽頌歌「大喜的消息」(「大きな喜びの便り」くらいの意味だと思います。)があります。どうも音楽的な行事が多いようです。中国の人が音楽が大好きなのです。中国古典でも琴をひいたり、楽を演奏したりする話しが多くでてきます。日本では音楽は娯楽的な雰囲気がありますが、中国古典では、君子(立派な人物)のたしなみのように書かれています。
 
 今週はいよいよ試験週間です。木曜日・金曜日と連続で2日間3科目も試験があります。来週はその採点で大変です。それが済めば学期成績の処理があります。今回から教務処(教務課)がD区に移ったので、資料や答案はそちらに持っていかなければならないので大変です。明日まで休業日です。