新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国忙しい1日

 今日は一段と寒くなりました。日本の天気予報を見ると日本のおじさんの街も相当寒そうです。5度以下のようです。こちらはそこまでありませんが、10度以下のようです。吐く息が白くなります。もちろん中国でも北の方では零度以下の寒さです。日本語学部では北の方の人も結構いるので、話しを聞くと12月では零下10度以下になるのは当然のようです。
 
 さて今日は土曜になのに1日忙しかったです。いつも大学や地域のことばかりなので、今日は自分ネタです。昨日で試験は全て終わり少しづつ採点も始めました。一番採点しやすい日本概況から始めています。このところ結構試験監督で疲れたので、今日は思い切り遅くまで寝ていました。
 
 起床は10時です。今はツマクマもいないし、のんびりしても良いので一度8時頃に起きたのですが、まあいいやということで次に目が覚めたらすでに10時近くなっていました。おじさんの街は日が暮れるのも遅いのです。この時期だと夕方6時ちょっと過ぎです。日本のおじさんの街だったら間違いなく午後5時過ぎには暗くなります。
 
 東京だと4時半くらいから暗くなると思います。その分夜明けも遅いです。おじさんの街だと午前7時には明るくなりますが、この街では7時半過ぎないと明るくなりません。朝食はいつもコーヒー(ネッスルの甘いミルクコーヒです。)とパン(おいしいフランスパンを手に入れています。)と果物ヨーグルです。(バナナとリンゴ)中国はとにかく果物が安いので、いつも腹いっぱい食べれます。
 
 もちろんインフレも進行していますが、元々の値段がけた外れに安いので余り気になりません。午前中は日本概況の採点です。余りクラスで差があるといけないので、とりあえず途中経過までのところで集計しました。平均点を80点ちょっと前くらいに抑えたいので、調整問題も入れています。いつも授業で一番印象に残った内容を書きなさいです。これだといくらでも調整できるからです。今回は9点にしました。
 
 今回の平均点は今のところどちらのクラスも76点くらいで90点以上の優の学生さんは各クラスとも4人程度です。クラス定員が25人程度ですから、まあクラスの上位20%というところでちょうど良いです。授業の点数は奨学金や大学院進学の際重要なので余り大判振る舞いもできないのです。
 
 午後はいつも行く繁華街にお肉や野菜の買い出しです。ここのデパートは台湾資本で日本食なども置いています。おじさんの街の日本人はここのデパートを利用しているようです。お酒もあります。最近は日本酒はなくて焼酎の「いいちこ」と梅酒が置いてあります。パン屋さんは贔屓の店ができました。フランスパンは日本レベルです。1週間近くおいても、トースターで焼くと外はかりかり、中はしっとりです。
 
 その他のパンもおいしいです。値段はもちろん中国のパン屋さんの倍くらいします。でもおいしいパンには勝てず(おじさんは大のパン好きなのです。)わざわざ買いにきています。ところが今日は大好きなフランスパンが売り切れでした。仕方がないので今日は食パンにしました。このパン屋さんは何と日本の太鼓やき(太鼓のような丸い形で中に餡が入っています。)作っています。日本の曲も流れています。日本で修業した人がパンを作っているのかもしれません。店は大人気です。
 
 買える途中卒業論文指導の学生さんから電話があって、論文テーマについて変更するようにという指示があったので相談したいとのことでした。それで夕方1時間くらい指導しました。テーマは太宰治についてです。作中人物についての論文です。
 
 夕食も作らなければなりません。基本的に夕食は自炊です。朝食は前に書いたメニューが毎日続きます。でも飽きないのでかまいません。昼食も基本は自炊です。麺類が圧倒的に多いです。ラーメン(味千ラーメンが一番日本のラーメンに近いです。)やスパゲッテイなどです。以前はミートソースの素があったのですが、今はないのでケチャップ味でやっています。
 
 自炊をすると買い物も大変です。日本にいる時は自動車なので楽でしたが、こちらでは当然手で持って買えるのだ余り買えません。週に2回近くのスーパーで買い物し、土曜日は遠くの繁華街に買い物です。まだ2週間近く中国での生活なので、頑張らなければなりません。明日も採点です。