新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国新年舞踏晩会と日本学部忘年会報告

 今日は期末試験の資料作りでした。まだ途中ですが、何とか目途がつきそうです。明日は買い物で日曜日も卒論指導の学生さんが来ます。月曜日は日本の大学院に研究生で行く予定の学生さんが来ます。とにかく、帰国直前まで色々忙しいです。
 
 さて今日は昨日の報告です。結論から言えば、見る価値があったというところです。これまで何度も各種の晩会を見ましたが、その中では最高レベルです。将来プロの舞踏家を目指す学生さんの発表の場なので当然かもしれません。内容を簡単に報告します。
 
 ステージの大部分は市内舞踏大会の入賞作品でした。ほとんどが、芸術学院の先生による創作舞踏です。最初は太鼓を使った舞踏です。二人の先生の創作のようで、出演は学部の4年生でした。市内には別に芸術大学(芸術学院)があります。こちらは芸術学部だけの単科大学なのです。おじさんの芸術学院は総合大学の中の一部です。(中国の総合大学の場合イギリスと同じで複数の単科大学が集まって総合大学になっています。)単に大学と言えばユニバーシテイで、学院の場合はカレッジということになります。
 
 その他の大学にも芸術学院があると思います。特に師範大学(教育大学)には。日本でも教育大学には芸術課程があるので。その中で最初の舞踏は2位だったようです。ダイナミックな踊りで太鼓を叩いたり踊ったりします。ばくてんなどもして、ちょっと雑技を思わせるところもあります。
 
 舞踏系は2クラスのようで、男性も結構いました。1クラス定員は多分25人くらいだとおもいます。男性が9人くらいと女性が16人くらいです。市内舞踏大会1位は白鳥をイメージした踊りでした。手を使って白鳥のくちばしや首を演じていたのですが、本当に白鳥そっくりです。体を丸くして白鳥の胴体のイメージも出していました。全体の雰囲気は朝鮮との国境付近の冬の様子です。アリランのメロデーイが最後のところで流れました。
 
 おじさんが一番気にいったのは、以前外国文化祭の友情出演したくれた踊りです。イメージは中央アジア少数民族の雰囲気です。これは4年生と大学院生の共同です。大学院生は皆頭に茶碗をのせて踊ります。さすがに落とす学生さんはいませんでした。頭に茶碗を載せたままくるくる回ったりします。服装も音楽も民族色豊かです。
 後は、竹のイメージを使った踊りや黄河をイメージした踊りなどです。ソーラン節の踊りのような威勢が良い踊りもありました。舞台装置もとてもきれいでした。派手な飾り付けはありませんが、照明をうまく使っていました。中国の舞台ではよく花火を打ち上げたり、ドライアイスを使ったりするのですが、今回はそんなことはありませんでしたが、とても良かったです。
 
 前評判も高く1階は満員です。多分600人は入れると思います。2階も入れれば800人以上の観客がいたとおもいます。今が期末試験の真っ最中なのを考えると大変な観客だと思います。思い切り体を動かす演技な上に出演できる学生さんの数が限られているので(1年生は入学後まだ半年だし、2年生も1年半しか授業をうけてないので出演できる学生さんが限られるため)1時間10分くらいで終わりました。
 
 飽きさせることのない、きびきびした動きでした。それが終わって、ちょとマンションに帰ってその後学部の忘年会です。こちらも満足できる内容でした。最近できたデパート(専門店街)の7階です。中国では準備ができたところから順次開店するので、その階はまだ開店準備中のお店もありました。今回は鍋でもお魚の鍋です。内陸部なので当然川魚です。
 
 おじさんは魚は余り好きではないのですが、今回の魚はあっさりしてとてもおいしかったです。もちろん魚の名前は知りません。上品な味でいくらでも食べられます。大きな骨はありますが、小骨はなくて食べやすかったです。中国人の先生が一人と日本人の先生が一人欠席で後は全員出席していました。
 
 女性の先生がほとんどなので、お酒はビールだけです。中国ではビールは冷やさないので、日本ほどおいしくありません。(店によっては冷やしているところもあります。また冷やすと高くなる店もあるようです。)それでもお茶を飲みながら鍋を食べるのもどうかと思うのでビールを飲みました。
 
 結構繁盛しているようで大勢お客さんがきていました。日本と違って最後にご飯を入れて雑炊などということはありません。テーブルに座って食べます。それにお酒を飲まないので、ついで回ることもありません。ただひたすら話しながら食べます。
 
 外国語学院全体の忘年会もあるそうです。そちらは、各学部(英語・ドイツ語・日本語)ごとに出し物をやるのだそうです。おじさんは出ません。学部長の先生の話しだと、日本語学部は日本の歌を歌う予定なのだそうです。小さなお子さんのいる先生は、子供さんも連れてきています。今回は幼稚園くらいの女の子が2人くらい来ていました。
 
 国によって忘年会もいろいろです。明日は最後の食べ物の買い物に行きます。さすがに冷蔵庫の中もカラになりました。