新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今年はどうなる。-経済編ー

 今日も学生さんの推薦書にサインをしたり、今度日本でアンケートを取る学生さんとの打ち合わせなど盛りだくさんでした。例年はこんなことはないのですが、今回は指導学生の決定が遅かったため、帰国ぎりぎりまで仕事をしています。
 
 日本では今日は仕事初めですね。中国では正月元旦も含めて日常生活は変わりません。中国での今学期の生活は残すところ、水曜日と木曜日だけになりました。いよいよ冷蔵庫も空になりました。1月以上留守をするので、何も残さないようにします。
 
 日本の株式相場は大発会でしたが、なんとか100円程度の上げ幅で終わってよかったです。景気についても弱きと強気が交差しています。アメリカ経済は持ち直したような雰囲気もありますが、以前病み上がりの状態です。円高もまだ続きそうです。
 
 ヨーロッパの国債についても、不安説が流れています。世界的なレベルで国債の破たんを食い止めようという動きがありますが、これもどうなるかわかりません。アジアの方がもっと難しいです。中国・インドを中心とする新興国がインフレ傾向にあります。これをうまく抑えながら同時に経済成長を持続するのは至難の業だと思います。これまでも不動産バブルの崩壊のうわさが流れましたが、去年までは何とか食い止めています。
 
 もし、中国経済のバブルが破たんしたら、日本はまともにその影響を受けるでしょう。中国から観光客を呼ぶどころではないでしょう。今どこの地方都市でも建設ラッシュが続いています。おじさんの街も場合、古い建物を壊して新しく立て替えているところがほどんどです。地方政府が支援しているのだと思います。
 
 昔日本でもあった公共事業の感覚です。これだと街はきれいになるし、近郊の農村部からの出稼ぎ労働者も大都市にいかなくて、近くで働けるので喜んでいます。これに高速道路網の整備や鉄道整備などをやっています。あの日本列島改造論の時代を思い出させます。
 
 中国は日本と違って、国土を信じられないほど広いので、公共事業が不要になることはないと思います。さて、日本ですが、最近韓国・米国との連携を強めて北朝鮮に対抗しようとしているようです。これは良いと思います。それは、そのまま対中国に対しての共同戦線になるからです。
 
 しかし、政治の方はまだまだ混迷が続くと思います。おじさんの見るところでは、管さんは簡単には政権を投げ出さないと思います。国民の皆さんにはお気の毒ですが、意外としぶといように思います。管さんは、とりあえず予算を通せば後は何とかなると考えているようです。
 
 世襲議員と違って、たたき上げなので、しぶといと思います。ただ円高財政赤字なので、景気回復に打つ手はなさそうです。消費税はいずれにしても上げなければならないでしょう。自民党もそれは分かっているので、民主党政権の時代に道筋をつけてもらいたいのが本音でしょう。消費税が上がると、直前まで物が売れてそれ以後がくんと売れなくなります。エコポイントやたばこの値上げと同じことが起こるでしょう。
 
 公明党も予算が通り、地方選挙も勝利で終わった時点で、管さんがまだしぶとく生き残っていたら、連立を考えると思います。事実子供手当などについては、賛成しているからです。今連立を言いだせば、世論の袋叩きにあって、地方選挙が大変になるので、黙っているだけだと思います。
 
 何だか結局八方ふさがりな状態です。株価ももう少しあがって何とかダウで12000円台くらいになれば、少し利益に出る株もあるのですが。明日からいよいよ帰国に向けて、室内の片付けや荷物の整理などをします。