新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

定年後の人生(教員編)

 今日は雨まじりの雪でした。朝は驚いたことに雪が少しですが積もっていました。昨日の夜は降っていなかったので、夜中に雪が降ったのでしょう。朝方からは雨でどんどん溶けて行きました。中国にいるときは、さすがにそんなに寒くはありませんでした。
 
 日本はやはり寒いです。というより中国でも西南部はやはり暖かいと思います。(と言っても暖房は入れますが)さて、日本に帰ってきてすでに4日目になります。金曜日から今日まで孫っち1号と2号が来ていたいので大変です。(もちろんママ付きです)今日帰ったのでやっと一息です。
 
 さて今日は、古くからの友人との昼食会です。この友人とは13年間同僚として付き合いました。以前も書いたことのある友人です。数学教師で、今は某国立高専の主任教授です。おじさんも彼の影響で海外に行くことのなったのです。天下りでなく、天上がりだねと言って今日も笑いました。
 
 二人とも一介の地方高校の教師だったのに、定年後大学教員として教えることになったからです。特に友人は、単なる教授でなく、主任教授として採用人事や昇任人事にかかわっているそうです。高校時代はおじさんの知る限りでは、主任も引き受けませんでした。それなのに、定年後学科主任として、そんな仕事をしているのです。(人生分からないものです。)
 
 考えてみれば、教員になると言った時、周りの人から教員はつぶしがきかないと言われました。サラリーマンなら定年後も色々勤められるが、教員は定年後何も仕事ができないと言われたものです。現実は全く逆でした。サラリーマンの人も以前であれば子会社に出向できたりしましたが、現在の状況ではそれも難しそうです。
 
 それに定年前に肩たたきなどもあるようです。公立学校の教員は基本的に定年までほとんどの人が勤務します。肩たたきなどはありません。ですから、民間の人のように定年になっても、あるいは途中でやめても失業保険はないのです。
 
 定年後も公立学校教員の場合制度的に守られていて、よほどのことがない限り希望すれば再任用されます。おじさんも半年これをやりました。しかし、仕事は今までと同じなのに、給料は半分以下になります。覚悟はしていたいのですが、さすがに給料を見てがっくりきました。
 
 60歳からおじさんの場合満額年金の出る64歳まで希望すれば再任用教員ができます。管理職の場合は、各種の専門学校の校長などに天下りする人も多いです。ただそれはどうも校長だけのようです。教頭だとそれもないようです。ですから、教頭で退職して、非常勤講師をしている先生もいます。
 
 非常勤講師は、1時間2500円くらいですから、パートタイムの仕事としては悪くありません。1校だと6時間とか9時間とか細切れが多いです。ですから、本格的に稼ぐためには2校くらい掛け持ちします。やはり4月採用が多いのですが、逆に年度途中に急に先生が病気になったり、研修に出るようになったりしたら、非常勤講師を見つけるのが大変です。
 
 おじさんは、日本に本格的に帰ったらこれをやるつもりです。9時間だと週3日1日3時間働けばよいので、結構楽です。本当は大学の非常勤で日本語を教えたいのですが、こちらは若い先生が沢山いるのでなかなか難しおすです。教員の場合、後は専門学校で教えたりします。
 
 大学予備校は若くて優秀な人を雇うので、公務員専門学校や医療関係の受験専門学校などが狙い目です。これも、教科によって就職しやすさが違います。おじさんのような国語教師ですと、公務員専門学校などの就職もあります。(公務員の文章理解などを教えます)高校卒業認定試験の予備校などもあります。
 
 特に国語のような科目は、ライバルがとても少ないです。たとえば、英語、社会、理科などは免許がいらない専門学校だと、サラリーマンをやめた人でもできます。しかし、国語はさすがにできません。偶然国語教師になりましたが、意外のことにライバルが少ないのです。
 
 それにおじさんは小論文や作文指導を長くやったので、この面でも売り込めそうです。今日本に帰ってなにをするか少しずつ考えています。今回の中国の経験から、思いもかけない仕事でもやる自信ができました。仮に就職できなくても。応募したり試験を受けるだけでもどきどきスリルがあるので、色々やってみようと思っています。
今回も帰国して、役所に転入の手続きに行っておもしろそうな仕事を見つけました。一番良いのは年齢不問の仕事なのです。来年の春また募集があったら受けます。
 
 明日は免許の更新と歯医者です。相変わらず忙しいです。