新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

東アジアをめぐるいくつかの兆候

 昨日までツマクマの旧友が来ていて忙しかったです。今週は木曜日から息子が東京(厳密には千葉)から帰省します。土曜日には帰りますが、その前に家族写真を撮ります。バーちゃん(義母)は89歳になったので、今度家族全員が揃って写真を撮れるのいつか分からないので、思い切って決行です。
 
 今日は小雪交じりの天気で最悪です。ツマクマは別の知人の方と御出かけです。これを書いていると帰ってきました。代わりにおじさんが明日は外出です。今日は指導学生さんの大学院入試問題の解答をしていました。
 
 さて今日のブログです。今日のヤフーニュースで、北朝鮮の政府中枢の要人が続けて死亡したニュースが出ていました。おじさんも今日のニュースを見てあれと思ったのです。前も死亡したという記事を見たような気がしからです。
 
 若大将が後継者に選ばれてから後見役に該当する要人が3人も死んだのですから、不自然さを疑うのは当然です。今回死亡した人は末期のがんと書いてありましたが、ヤフーニュースの記事にもあるように、そんな病人を大事な後継者の後見役にするはずがないと私も思います。
 
 おじさんが注目するのは、もちろん後見役の相次ぐ死去だけではありません。中朝間での経済交流が盛んになっているという記事です。もちろん中国にいる時にこんなブログを書くのは危険すぎるので、日本で書いています。中朝経済交流の一つは港の使用権を得たことです。
 
 それから中朝間を結ぶ大きな橋ができたか出来つつあるとの記事です。この二つを組み合わせると何が見えてくるでしょうか。中国は北朝鮮援助の代償として、中国への国内開放を求めたようです。将軍様は周知のように健康悪化がはっきりしているので、王朝を維持するために、中国のバックアップを求めたのでしょう。
 
 その代償が国内開放だと思います。中朝を結ぶ橋をかけ港を自由に使うということは経済的な結びつきを強める効果があります。港を自由に使わせるということは、中国政府の性格から考えてほとんど租界地状態になるでしょう。政府間の力の差を考えれば、北朝鮮が中国の船舶に検査のため自由に立ち入ったりできないでしょう。
 
 おじさんの中国滞在経験から言えば、中国では最初は様子見ですが、いけるとみるとどんどん進出してきます。今回は港ひとつ、あるいは港の一部でしょうが、あっと言う間に港全体の使用権を手に入れ、さらに周辺部へと主権を確立していくはずです。
 
 橋にしても、ひとつ大きな橋をかければ、次々に橋を増やしていくはずです。港と橋の狙いは、経済進出と同時に北朝鮮に暴発を許さないことだと思います。ここからは、おじさんの妄言ですが、もしかしたら北朝鮮内部で、親中国派と反中国派が対決しているのかもしれません。将軍様はもちろん親中国派です。というより中国の後ろ立てなしには北朝鮮は生き延びられないと考えているのでしょう。一方韓国の歴史ドラマを見れば分かりますが朝鮮半島の地理的条件から常に朝鮮半島の国は中国を警戒しています。中国が常に朝鮮半島支配下におこうとしていると考えているのです。その勢力も強いと思います。
 
 おじさんの考えでは、もし北朝鮮が暴発するなり、内戦が起るか、起きる可能性が出た時点で中国は北朝鮮に軍事介入すると思います。中国の人の一般的な対北朝鮮観を知っているだけにそう思います。中国政府は北朝鮮を支援していますが、心の中では決して快く思っていないのです。迷惑と考えているでしょう。中国国民はなおさらです。(中国での笑い話は「孔子は韓国人ですよね」です。)
 
 それに、将軍様の長男も中国にいます。何かあれば彼を首班にして親中国政権を樹立することも可能です。また、中国には朝鮮族の人も少数民族としています。朝鮮族の中国人を監視要員として派遣することもできます。それに実は朝鮮族の人で日本語ができる人も多いのです。
 
 ですから、英語と朝鮮語と中国語とか、日本語と朝鮮語と中国語の話せる朝鮮族の人を連絡将校あるいは監視要員としていくらでも派遣できます。(米日韓の三国との北朝鮮共同統治の可能性もあります。中心は中国ですが)今日本では北朝鮮が暴発して韓国に攻めてくる話ばかりですが、もし、北朝鮮がソウルに向けて砲撃を始めた瞬間、中国は新しい橋と使用ができる港を使って即座に軍事介入をすると思います。
 
 それは中国にとって思うつぼなのだと思います。危険な将軍様と軍の連合体を解体し、親中国政権(将軍様の長男首班とする)を樹立し、北朝鮮国内の鉱物資源の採掘権を入手し、中国企業を進出させて安い労働力を使うことができ、核を排除し、朝鮮半島の安定をアメリカに提案することができます。以上はおじさんの全くの妄言で何の根拠もないので、読み飛ばすこととお勧めします。明日は学生さんに依頼された資料の探査です。