新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国生活あれこれ(中国の郵便局)

 昨日はインターネットに接続ができないで、ブログが書けませんでした。今日は朝から接続できます。金曜日の夜から来ていた、娘と孫1・孫2は帰りました。今回は車がないので、別の用事もあってツマクマが送っていきました。ですから、今日と明日はおじさんが食事を作らなくてはなりません。(外食も含む)
 
 さて、今日も中国で発送した荷物が到着しました。これは6月28日送った分です。本などが中心です。1回目は冬物や秋物の衣料が中心でした。中国で海外へ荷物を送る場合、民間の業者もありますが、在住の方の話では郵便局の方が安くて安心だと言われました。
 
 郵便局は大学構内にもありますが、ここは海外向けの郵便は扱っていません。それで繁華街(歩いて20分くらい)の郵便局まで持っていかなければなりません。この繁華街では海外郵便の他に中国銀行では外貨の両替もできます。繁華街にはデパートが3つと専門店のビルが3つくらいある結構大きなまちです。
 
 送る日数によって、特急便(これは1週間で日本に着きます。)航空便(2週間くらい)船便(1月)と3種類あります。値段も相当違います。もちろんおじさんたちの荷物は急がないので船便です。1月というのは最大かかってで、普通3週間以内に届きます。
 
 中国では海外便の場合郵便局へまず荷物を持ちこみます。自宅まで回収にきたりはしません。日本から送った場合でも、運が悪い時は大学の正門近く(マンションから歩いて15分くらい離れています。)の郵便物集配所に預けられたりします。この場合は自分で取りに行かなければなりません。海外郵便とかなら軽いのでいいのですが、荷物の場合(たとえば15キロ×2個とか)無理なので、運び屋さん(棒棒さん・・バンバンさん)に頼みます。
 
 気が向いたら、マンションの入り口の管理人さんのところまで持ってきてくれたりします。ある時直接郵便集配所から荷物を取りに来いとの中国語の電話があってあわてました。ちょうど学生さんがいたので、通訳してもらって分かったのですが、時にいたずら電話か間違い電話か何かと思って無視したら、郵便が日本に戻っていました。
 
 さて、発送に戻りますが、まず郵便局で荷物を入れる箱を買います。規定の箱以外だめです。それから荷物を中に詰めます。今回は30キロの箱と10キロの箱にしました。両方で40元(500円くらい)します。ラーメンが6元(80円)バス賃が2元(40円)の物価の世界ですから、箱代は結構高いといえます。
 
 ごった返している繁華街の郵便局の中のそれも局員の前で荷物を詰め込むので、禁制品を入れたりはできません。局員もプロなので、態度などで怪しい者はすぐ分かります。チェックをしたりはしません。詰め込むと今度は郵便局員が梱包をしてくれます。
 
 そして目の前で秤にかけて値段を出します。それを受付に持って行って代金を払います。発送の用紙も有料です。結局荷物2個で780元(9000円)近くとられました。日本の物価と中国の物価は給与水準などを考えると10倍くらい差があるので、中国で780元といえば結構な値段です。
 
 飲食店のパートのおばさんの月給くらいの金額です。中国では生活必需品(特に食糧費)は安いのですが、このような庶民が使わない料金は高いです。庶民が海外に品物を送ったりするはずはないので、高く設定しているようです。
 
 郵便局の担当者の人も結構親切です。こうした方が安くなるよとかアドバイスしてくれます。おじさんの経験では、中国の人は困った人に親切な気がします。高飛車の人には反発しますが、本当にこちらが困っていると分かると、かえって親切にします。(出入国管理局の係官やマンションの管理人さんなども親切にしてくれました。交番のお巡りさんも)
 
 ちなみに郵便局は日本と同じで、郵務部分は郵便局で、貯金や保険は郵政銀行になっています。その郵便局の場合、1階が郵便局で2階が郵政銀行でした。学生さんの話では、郵便局は政府機関でなく国営企業なのだそうです。(昔の電電公社のような感じ)ただ職員は完全にコネ採用のようで、職員の公募はネットの公務員募集サイトにも出ていないそうです。
 
 見た感じではおじさん、おばさんが多いので、やはり住みやすい職場なのだと思います。中国は基本的に転職社会なので、待遇が悪ければすぐにやめて他所へ行くからです。
 
 今日は中国の生活の一部を紹介しまし。