新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

アメリカの国債格付け引き下げに思う。

 今日は台風の影響なのか早朝から雨が降りました。雨が降るのは久しぶりです。今日はテレビが来るので、またまた朝から片づけです。
 
 そういえば、昨日アメリカの国債の格付けが下げられたと報道されていました。このところアメリカの財政問題国債の格付けの問題から円高と日米両国の株価の下落が続いています。昨日も書きましたが、財政赤字の問題は日米両国とも深刻のようです。日本の場合東北大震災の復興のため又膨大な国債を発行しなければならないと思います。
 
 その後始末として、増税が可能ならよいのですが、今の状況では債務を膨らます方向で行きそうです。増税を言いだすと選挙で負けるからでしょう。仮に自民党が政権を取り戻しても、何の解決にもならないでしょう。財政赤字の削減と言っても、どこを削っても反対がでるでしょう。歳出削減も何を削減しても反対の大合唱だし。
 
 アメリカの場合も同様です。医療保険の問題でも、個人の責任だとする意見も根強いし、一方では弱者救済を唱えるリベラル派も結構います。アメリカでも膨大な財政赤字を何とかしなければならないと言う点では一致しています。そのためには、歳出の削減か増税しかありません。
 
 これは日本でも同様です。アメリカでは軍事費の削減まで考えているようです。日本の場合、最近のサイトなどの意見を見ると、中国の脅威に対抗して軍事力の拡大を主張する意見も見ます。そうなれば軍事費の増大が必要です。歳出削減とどう折り合いをつけるか難しいでしょう。ところでおじさんは、古い世代なので、余りネットの意見を信じません。
 
 ネットの政治経済サイトを見ると、ネットの意見が影響力を持つように書いています。しかし、現実の政治状況を見ると、他の国に比べて格段にネットの影響力は小さいようです。一つは日本では今でも新聞やテレビなどのマスコミの影響力が大きいからだと思います。
 
 それに日本の若者はネットに書き込んだりするのは好きですが、現実の行動例えば投票にはいかないからです。多分泥臭い選挙など、カッタルイと思っているのでしょう。投票に行くのは圧倒的に高齢者ですし、高齢者は新聞をよく読むので、ネットの影響力がよわいのでしょう。学園紛争の頃にネットがあったら、大きな影響力を持ったと思います。
 
 さて、本題のアメリカ国債の格付け低下についてですが、株価への影響はそれほどでもないと思います。なぜなら、これはすでに株価下落に織り込み済みだからです。相場では、「悪材料の出尽くし」ということばがあります。悪い材料が全てでると、これ以上悪くならない、ということはこれから良くなるとして逆に買われることがあるのです。
 
 ただ、この悪材料が出尽くしかどうか見極めが難しいです。株式投資は良く言われるように、人気投票のようなものです。おもいがけないことで人気が出たりすることもあります。アメリカの個人消費の落ち込みが気になるところです。アメリカ経済を引っ張った住宅建設がどうも落ち込んでいるようなので、個人消費はしばらく無理なのでしょう。
 
 あの世界で1番優良と言われてアメリカ国債でも売られる危機にあります。日本の国債もいつ売られるかわからないようです。おじさんは国債ではなく国債ファンドの形でもっています。3年前に中国へ行く前に購入しました。国債を今でも銀行が買っているようで、利回りはかなりいいです。
 
 しかし、いつ下落するか分からないので、売り時を考えています。明日は教会に行きます。それから、半年ぶりに別荘の手入れに行きます。帰宅は8月10日です。それまでブログはお休みです。