新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

検査入院報告

 今日は雲空でした。このところやや涼しい日が続いています。株価も大幅下落の上に円高も最高水準です。アメリカの経済も厳しいようです。今日のニュースではあれほど人気のあったオバマ大統領も当選できてもぎりぎりだと言われています。政治家の人気下落は日本だけではないようですね。
 
 さて、昨日から検査で入院していました。検査は前に書いた前立腺の生検です。生検とは、患部と思われる部分の一部を取って細胞を検査するものです。前立腺は今60代の男性で問題になっているのです。自覚症状がないので、相当悪くならないと病院に行かないようです。
 
 サイトで調べると、自覚症状が出るころには手遅れになっているようです。60代男性の場合、ほとんどが前立腺肥大なのだそうです。食生活の変化と関係するそうです。前立腺の場合、、血液検査でかなり分かります。大体数値が4以上は問題で継続して検査が必要です。さらに10以上になると、精密検査が必要です。
 
 おじさんは7ちょっとなのですが、数値が上がるスピードが早いので生検になりました。おじさんの主治医は、ある病院に週1回だけ診療に来ています。45歳くらいの男性の先生で、とても明るく活発な方です。すでに2年半くらいのお付き合いです。
 
 その先生の本務の病院は総合病院の泌尿器科です。今回の生検はその総合病院で行われました。そもそも、その総合病院は、以前市立病院だったのです。おまけに、その病院は、おじさんが高校生まで住んでいた家のすぐ近くです。歩いて10分くらいのところなのです。
 
 ちなみに長女と次女もその総合病院で生まれました。ところが、公立病院の老朽化と採算割れのために、民間病院に移管されたのです。以前の市立病院しか知らなかったのですが、今回入院してみるととてもきれいになっていました。
 
 看護師さんも事務の人もとても親切でした。看護師さんも熱心で、おじさんのような前立腺の生検は経験がないので、是非見学させてほしいと申し出ていました。また、生検が終わった後、先生がいろいろ説明していました。この先生もとても熱心で、生検についてもパソコンを使って説明してくれました。また、臨床経験も豊富なようです。
 
 患者にとって先生(医者)がどんな人であるかは、とても大切です。いろいろ説明してくれて、明るく対応してくれるとうれしいです。生検中も、今から何をするのか一つひとつ説明してくれました。看護師さんも、これから何があるのかを説明してくれます。どこの職場でもそうですが、トップの姿勢が働く人全てに出るのだと思います。
 
 さらに言えばこの総合病院は次女のお婿さんの親戚筋なのです。と言っても検査入院だし、お医者さんにもそんなことは一切言いませんでした。おもしろいことがありました。実は病室が差額ベットだったのですが、その値段が本来1泊12000円なのですが、半額の5600円でした。実は生検を申し込んだ時、差額ベッドは5600円までならOKと言っていたのです。ところが、12000円の部屋しか空いていなかったのです。さすがに、最初聞いた時は、ちょっと無理と言ったら、半額でいいですということになりました。
 
 それで、そんな高額な部屋に泊まることになりました。高額なだけに、1人部屋の上に、バストイレ付です。病院でトイレ付くらいなら分かるのですが、その部屋はホテルのようなバス付きでした。シャワーだけでなく、バスタブ付きなのです。とりあえず、生まれて初めてそんな部屋に泊まりました。というより、入院は生まれて2回目なのです。
 
 前回は3年前にやはり前立腺検査で入院したのです。さて生検ですが、余り格好いい話ではないので、やめておきます。一応尾てい骨に麻酔を打ちます。骨に注射すと聞いたるので、とても緊張しました。検査の前は血圧120だったのに、検査直前には140まで上がりました。
 
 先生もおじさんが緊張しているのが分かったようで、「中国にはもういかないのですか。」と検査の準備をしながら聞いてきました。それから「中国の大学では何を教えていたのですか」と中国の話しになり、ついうれしくなって次々に話しているうちにすっかり緊張が解けてしまいました。
 
 看護師さんも、不思議な顔をしていました。そうですよね、普通勉強の話しなど、検査の前にしたら余計緊張しますよね。それが、勉強の話しなどして、緊張が解けるなどと言うのは変だと自分も思いました。その先生も、15年くらい前に北京の学会で発表されたそうです。
 
 とりあえず生検は無事終わりました。結果は木曜日に分かります。おじさんの当面の持病は前立腺なので、何とかこれが解決できれば安心です。明日は教会へ行きます。