新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

新しい首相について

 火曜日に帰る予定でしたが、仕事が忙しくて今日帰ってきました。別荘では草刈りと畑作りです。草刈りは8月の初めに一度刈っていたのでかなり楽でした。その代り畑作りが大変でした。畝を4つ作りました。それに肥料を入れたりしました。とりあえずここまでが今回の仕事です。
 
 さて民主党の代表選挙は結局野田さんに決定しました。これは、何を示しているのでしょうか。民主党の代議士が常識的な選択をした結果でしょう。どう考えてもこれ以外の選択はないでしょう。海江田さんが最初の選挙で一位になったのは当然の結果です。
 
 ポイントは2位が野田さんだったことです。世論調査で国民の人気1位の前原さんが2位になれなかったことです。これは人気1位ながら、色々問題の多い前原さんが代表になれば、解散につながる可能性があるからでしょう。それに、これまでの前原さんの行動からみて、民主党が国会で窮地に陥ることは間違いないでしょう。
 
 海江田さんが勝てば、また小沢さんが復活するでしょう。小沢さんは確かに政治力はありますが、独断的で他を信じないところがあります。鳩山さんが首相の時もそうでした。おじさんも一時小沢さんに政権を任せてみたらと思ったこともありますが、やはり小沢さんは危険だと思います。
 
 鹿野さんはやはり主要閣僚の経験もないのでちょっと無理でしょう。ですから民主党にとって一番望ましい選択だったと思います。国民にとってどうであるのかは、まだ不明です。しかし、議院内閣制なので仕方のないことです。総選挙で選ばれた多数政党が内閣を構成します。
 
 その多数政党の代表をどのように選ぶかはその政党の権限です。選挙後その政党のやり方に不満があってもどうしようもありません。次の選挙でその政党を選ばないだけです。ところで、野田さんは首相としてはどうでしょうか。
 
 おじさんは意外とうまくいくのではないかと思います。これまでの首相を見ると、人気政治家が選ばれる場合と、意外な人が選ばれる場合とあります。今回の野田さんの例は、過去の首相であると言えば小渕さんが近いのではないかと思います。(小泉さんなどもそうです。)
 
 それ以外には鈴木善幸さんとか思いだします。やはり小渕さんが近いと思います。小渕さんが選ばれた時も「小渕WHO」と言われました。また冷めたピザとも言われましたが、結構がんばりました。今の若い方は余りご存じないかもしれませんが。
 
 今は民主党内をとりあえず取りまとめなければなりません。幹事長はどうも小沢さんよりにしたようですね。次は内閣の組閣の問題です。また野党特に自民党公明党をどうするかです。しかし、これでもうまくやれば野党を分断できると思います。
 
 おじさんは以前から書いたように、公明党民主党と政策的には近い存在だと思います。ただこれまで、民主党の代表は公明党との連携を余り重視しなかったというか、しようとしませんでした。しかし、野田さんは調整型なので、うまく公明党と調整ができれば、参議院のねじれを解消できると思います。
 
 野党といっても一枚岩ではありません。野党と言っても社民党共産党自民党公明党と連携するはずもありません。ですから、自民党と協調するより公明党自民党から離す政策が一番だと思います。まあおじさんが考えることではないですね。増税路線も自民党としてはやってもらいたい政策でしょう。
 
 さらに野田さんは外交的にはアメリカとの連携を深め、中国・韓国には強くでると考えられます。これも自民党としては受け入れやすいと思います。そうなると、もしかしたら任期満了近くまでこの政権が持続する可能性もあります。世論調査では、それほど高い支持はないと思います。支持率50%程度でしょう。その半面不支持率も低いと思います。
 
 しかし、優柔不断で何も決定できない可能性もあります。そうなれば、来年の春には解散総選挙ということもあるでしょう。あるいは、だらだら1年やって無罪になった小沢さんが野田さんにとって代わって解散総選挙でしょうか。とりあえず今年いっぱいはお手並み拝見ということで政権は持ちそうです。
 
 明日は隣の街の大学へ聴講生の申し込みに行きます。その報告は明日します。お楽しみに。