新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

株式市況はどうなる

 今日も台風の影響で強風です。雨の方はそれほどでもありません。昨日はサッカーの北朝鮮戦を見ました。北朝鮮は格下だと聞いたのですが、結構強かったようです。というか日本が力を十分出せなかったのかもしれません。野田内閣は船出しましたが、まずまずの評判のようです。
 
 おじさんが以前書いた小渕内閣に似ているという意見は、新聞にも取り上げられたようです。もし小渕内閣の同じなら次第に人気がでるかもしれません。これまでの内閣が人気先行で後で支持率が低下する傾向があるようです。代議士としては人気政治家に首相になってもらったほうが選挙で有利だと考えるのかもしれません。
 
 さて昨日東京の鉄鋼会社に勤める息子から電話があって株式と外貨についての相談がありました。何だか臨時収入があって、投資を始めたいのだそうです。外貨についてはドル預金を始めたそうです。今の76円台は結構リーズナブルなレベルでしょう。
 
 もしアメリカの経済が回復すれば85円台くらいまでは戻すと思います。ただアメリカについては先日雇用の悪化が報道され株価が100ドル程度ダウンしたようです。共和党は財政についてはこれ以上の赤字を認めないようです。そうなると政府の歳出削減の方向に行くと思います。
 
 こうなればアメリカの景気回復は難しいでしょう。もちろん今のアメリカの政治状況では増税など不可能だと思います。日本以上に財政削減の主張が強いようです。へたをすると日本のようにデフレに陥る可能性もあります。ところで日本の景気回復は、輸出か内需拡大しかありません。
 
 高齢社会にあっては、内需拡大は無理だと思います。今日もある番組を見ていたらインフレターゲット論を主張する代議士の方がいました。このインフレターゲット論あるいは日銀の国債引き受け論は常にデフレ解消論として登場します。
 
 ただ政治の中枢にある人達はこの意見を取り上げる気はなさそうです。それは野党の谷垣さんも同様でしょう。財務省や日銀にはそのような気はなさそうです。おじさんも財政健全化論者ですが、一度そんなにいうならやってみたらという気にもなります。
 
 しかし経済は新しい事を試したけれど失敗しましたごめんなさいではすまない面もあるので政府日銀はどうしても慎重にならざろうを得ないと思います。それで輸出ですが、輸出相手国のアメリカも中国も景気後退の流れにあるようです。
 
 そうなるとどうも株価はしばらく停滞気味というところでしょう。復興で国内建設会社に仕事が回って景気回復の手掛かりになるかと思ったのですが、これまでの補正予算はほとんど経済に効いていないようです。第3次補正もいつ成立するのか分からないようです。
 
 野党が積極的に協力すれば良いのですが、そうなれば与党に花を持たせることになって解散が遠のくと考えているのでしょう。円高はやはり日本の社会の安定を評価されているからだと思います。逆説的ですが、社会が混乱すれば日本から外国資本が逃げて円安になるのでしょう。
 
 困ったことに日本人がまじめに努力して社会生活をきちんと送れば送るほど円高になって日本が困ったことになるのです。また危険な日銀国債引き受け政府紙幣のような奇策を取れば、やはり外国資本は危険を感じて円を売ると思います。円安になった時株式市況が上昇するかは疑問です。やはり日本の株式市場はアメリカ経済(アメリカの株式市場)の動向と大きな関係があると思います。
 
 どうすれば日本経済が復活するのか全く分かりません。ただ今のままでは財政破たんは目に見えています。日本人はどうしようもなくなった時初めて全てを変える気になるのかもしれません。明日は教会に行きます。