意外に健闘野田内閣
今日は台風が通過したのですが、風や雨がありました。普通は台風通過後は晴天なのですが、今回はそうなりませんでした。ニュースなどを見ると死者や行くえ不明者が結構でたようです。
日曜日なので教会へ行きました。月の最初の日曜日(第一聖日)は聖餐式がありました。これはあの有名な最後の晩餐、(キリストが十字架にかかる前日の晩餐)に則とったものです。パンとブドウ酒(ブドウのジュース)を礼拝参加者で共に食します。これは洗礼を受けた人だけ参加できます。中国の教会でも第一聖日に行われました。(教会によっては出席者全員参加できることもありますが、これは正しくありません。洗礼を受けていれば教派は問いません。プロテスタントだけでなくカソリックでもOKです。)
中国でも洗礼を受けた人だけで、受洗した人は式の際に起立して受けました。500人近い人が聖餐を受けるので大変です。おじさんの教会では長老(役員さん)が配りますが、中国では聖歌隊の人が配っていました。
さて今日は昨日から発表されている野田内閣に関する世論調査についてです。各紙とも50%後半から60%前半の支持率を報道しています。ちょっとおもしろいと思ったのは、どちらかと言うと反体制的な朝日新聞の支持率が低くて保守的な傾向を持つ読売新聞や産経新聞の方が支持率が高くでた点です。
これは、これまでの鳩山さんや管さんの時と違って自民党の支持者の内閣支持率が高かったからだと思います。保守的な傾向を持つ人が朝日新聞を読むとは思えないし、新聞社の世論調査はどうしても、その新聞の読者の傾向が結果に反映しているように思います。
結果はおじさんも意外でした。こんなに支持率が高いとはおじさんも思いませんでした。野党の談話を見ても、意外に感じたようです。案外国民は人気者の政治家より、地道にやってくれそうな政治家を求めていたのかもしれません。「巧言令色少なし仁と」というのは有名な論語の言葉です。
巧みな言葉や端正な顔つきには心(仁)が入っていないと言う意味です。国民はパフォーマンスの政治より泥臭いけれど誠実な政治を求めているのでしょう。今回の世論調査は第一回目です。これからどんな政治をやるのかで支持率は変化するはずです。
朝日新聞によれば政党支持率も民主党が自民党を上回りました。これでは自民党も解散総選挙とばかり言っておられなくなるでしょう。第三次補正予算のように急を要する法案を引きのばしたりすると、国民から厳しい視線が向けられると思います。
これで解散総選挙はまずひとまず終わりということになります。そうなれば次のチャンスは年末ということになりますが、来年度予算の問題もあるので、いよいよ解散総選挙は遠のくことになります。自民党の長老や落選組にはなぜもっと早く管さんを追い詰めて解散総選挙にしなかったのかという党執行部批判が出そうです。
それに参議院の執行部を巡ってもいざこざがありそうです。これまで民主党の内部紛争だけを非難してきましたが、自民党の内部紛争も再燃しそうです。とは言っても野田内閣がきちんとした方向を打ち出せなければあっと言う間に支持率は30%台に転落です。