新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国の超市(スーパーマーケット)の思い出

 今日も晴天でした。朝晩はすっつかり涼しくなって、明け方などは寒いくらいです。昼間も暑いのですが空気も澄み切ってきました。各地で運動会や運動会の練習が行われています。まさに秋たけなわというところです。中国であれば清明節で月餅(げっぺい)が大学から貰えるところです。
 
 中国の大学のおもしろいところは、端午節には粽(ちまき)が清明節には月餅が配布されます。大学の外国人担当部署(外事処)からメールが来てもらいに行きました。知り合いの人などに贈り物して贈るのです。日本のお中元やお歳暮感覚です。ですから高価な月餅もあります。(フカヒレ入り月餅などもあります。)
 
 株価も値下がりしました。ヨーロッパの財政問題から端を発しているようです。ギリシャ国債の状況の悪化が原因のようです。これにアメリカの景気後退が加わって世界的な経済不安になっているようです。当然日本だけが逃れられない問題です。
 
 おじさんは非力なので何もできません。新興国家群も影響を受けると思います。資源輸出で利益を得ていたとしても先進工業国の景気が後退すれば影響を受けます。多分中国などはもっと影響を受けると思います。経済成長もダウンするでしょう。
 
 ところで今日は朝からスーパーに買い物に行きました。今日は火曜市と言ってとても安いのです。100円均一の食料品がたくさんありました。日本と中国の物価を比べると10分の1になります。ですから100円というのは中国では1元ちょっととなります。ヨーグルト1箱100円、コーヒー牛乳500ミリ1本100円といったところです。
 
 中国ではありえない安値です。やはり日本はデフレだと思います。ところで中国にもスーパーマーケットがあります。今日はその紹介です。まず外資系です。おじさんの街にはカルフール(フランス系)メトロ(ドイツ系)それに遠東(台湾)などです。日本食品があるのは遠東です。ただ値段は滅茶苦茶に高いです。ウォールーマートの系列スーパーもありました。もちろんウォールーマートもありますが、おじさんの住んでいる地域から離れています。
 
 メトロにもあるそうですが、行ったことはありません。(ちなみにメトロは会員制です。)コンビニはローソンがありました。中国のスーパーはデパート系と独立系があります。デパート系は文字通りデパ地下にあります。日本は食品売り場ですが、中国ではスーパーなのです。
 
 客筋は中国系ではデパート地下のスーパーが一番良いようです。おじさんたちが利用したのは新世紀百貨店と王府井百貨店のデパ地下スーパーです。外資系で一番利用したのは遠東百貨店のデパ地下です。(このスーパーが一番客筋が高級です。ワイン専門店があったり調理器具専門店があったりします。)日本食品なども中国人のお金持ち風の人がどんどん買っていました。当然現金などではなくカード決済です。
 
 中国の100元(1200円)札は最高額紙幣なのです。日本で言えば1万円札に相当します。遠東スーパーの買い物客は100元以下の買い物をする人はいません。200元(靴磨き1回2元なので100人靴を磨く。運搬作業員は1回5元なので40人の仕事の金額)くらい平気で使います。
 
 近くにもスーパーがあってちょっとした買い物はそこでしました。庶民系の専門スーパーは栄輝スーパーです。(ヨンホイと言います。)ここは品物も豊富で日本のダイエの感覚です。衣料から電気製品、化粧品まであります。結構清潔で客筋は中産階級風です。
 
 スーパーで売っている品物などは日本とほとんど同じです。生鮮食品が量り売りなのは以前書いた通りです。もちろんパック詰めの生鮮食品もありますが、ほとんど量り売りがです。品質は不揃いでばらばらです。少なくなると段ボールから文字通りどどという感覚で売り場に起きます。丁寧さなどまずありません。
 
 お客さんも気にしないようです。品物は売り場のテーブルの下の荷物置き場に置いてあります。中には勝手にそこから取ったり、段ボールを店員さんが運んでいる途中で取ったりします。中国の人出も少しでも新鮮な方がいいのです。人気商品だと奪い合いになります。(日本の特売場感覚です。)品質は別にして量的には日本よりはるかに多いです。野菜も果物も種類は日本と比べ物にならないほど多いです。中国中から集めてきています。(新疆から東北部、海南島まで生産地はまたがります。)
 
 今日スーパに行きましたが特売日なので大勢人がいました。(中国では平日でも人が多いし、土日は大混雑です。)中国を思い出して懐かしかったです。明日は検診に行きます。