新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

大学の聴講生・研究生・科目履修生の違い

 今日は午前中は曇りで一時雨でした。午後からは天気になりました。ツマクマと義母は沢山果物などを買って旅行から無事帰ってきました。偶然次女家族が家に立ち寄りました。義母はひ孫に会えたので大喜びです。今日はこうして1日終わりそうです。
 
 また民主党の閣僚が発言で問題になっています。日本では政策論争より閣僚のちょっとした発言を大騒ぎして政局にするようです。民主党が野党の時もやっていたのでお互い様です。もしまた政権交代があっても、同様のことをやるのでしょう。こんなことをいつまでもやっていてはどうしようもないと思います。
 
 さて今日いよいよ大学から聴講生を許可する通知がきました。おじさんが聴講生になるのは始めてです。実は正規の大学生以外には研究生とか科目履修生とかあります。研究生の制度がない大学もあります。今回聴講生になる大学は研究生制度がありません。
 
 研究生は1年間なり半年なら先生の元で研究テーマを決めて勉強します。時としては授業を受けたりします。おじさんの中国の教え子で日本に留学する学生さんはほとんど大学院研究生で来日します。研究生は特定の科目だけ勉強するわけではないので、授業料も高いです。20万円とか30万円かかります。
 
 科目履修生と聴講生の違いは正規の単位として認められるかの違いです。科目履修生は、例えば何かの資格(主として教員免許など)を取るためにやります。おじさんは関西地方のある県で教師をしていた時、免許を格上げするために科目履修生になりました。
 
 これは高校2級免許を高校1級免許にするためです。高校1級免許は現在専修免許と呼ばれています。当時は3年実務経験(先生として教えること)で15単位取得すると取れたのです。ところが現職の先生には特例があって、1年実務経験があれば1単位減らすことができるのです。
 
 ですから18年間先生をやれば自動的に1級免許を貰えたのです。ほとんどの先生はこれをやっていました。おじさんはせっかくだから関西大学の夜間学部に勉強に行きました。漢文と文学と文法学の3科目でした。文学だけは近畿大学の通信教育でとったと思います。
 
 このような場合は科目履修生で、正式に試験を受けて合格すれば単位取得証明書を貰えます。これを免許申請の際付けて出すのです。聴講生は試験を受けなくてもいいのです。たんなる受講生なのです。その代り大学の聴講生であれば高校卒業資格でいいし、大学院の場合は大学卒業資格でいいです。
 
 科目履修生の場合は大学卒業資格が必要だと思います。研究生の場合も同様です研究生の場合は先生の承認が絶対条件になります。おじさんが受講する大学でも大学院の科目履修生などの場合先生の承認が必要だと書いてありました。
 
 中国の学生さんが研究生になる場合受け入れてくれる先生を探すのが大変です。留学先を探してくれる業者もあります。そんなところに依頼するとうまくいくようです。ただその代わり1万元(約12万円)くらいとられます。中国の学生さんの場合、やはり紹介者なしには、個人で依頼しても難しいようです。
 
 カルチャーセンターなどで勉強する人もいますが、やはり大学などで勉強する方が専門性も高くよいと思います。読者の皆さんも、ぜひ考えてみてはいかがですか。明日は日曜日なので教会です。