新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

暗雲たちこめる世界経済

 今日はぐずついた天気でした。朝から曇りがちで雨が降るのかと思ったら、そこまではいかず1日すっきりしない天気でした。今日は本屋さんに行って経済週刊誌3誌を読んできました。
 
 いつも愛読(もちろん立ち読みですが)しているのは、東洋経済エコノミスト・ダイヤモンドです。この3誌は毎週水曜日発売なのです。それから「AERA」も読みます。以前はポストや週刊現代なども見たのですが、最近の週刊誌特に先述した週刊誌を筆頭に「文春」や「新潮」も刺激的な内容ばかりでほとんど読みません。
 
 週刊朝日サンデー毎日についても、先述した週刊誌に引っ張られるように、扇情的な傾向があります。それでも先述した週刊誌よりはまっしかもしれません。月刊誌もナショナリズムの視点からのものが多いです。何を読むかは読者の選択なので、どちらでもよいのですが。
 
 ところで株価はこのところ数日急落です。原因はヨーロッパの財政問題です。せっかく落ち着きかけたのに、ギリシア政府が、改善策を国民投票にかけるということで不安定になっています。当然のことですが、財政削減策に積極的に賛成する国民はありません。
 
 国民投票で反対多数となれば、これまでEU内部で組み立てた支援策を実施されなくなる可能性があります。そうなればギリシア国債はデフォルト(支払い不能)となり、ヨーロッパ各国の銀行が所有する国債は紙くず状態になり、膨大な損失がでます。銀行が破たんするところも出て、経済不況を招きます。
 
 報道によれば首相の不信任決議と組み合わせになっているようです。もし、首相の不信任案が可決されるならば、国民投票にたどり着く前に、支援策は実施されないことになるでしょう。それで、アメリカもヨーロッパも株価が下落しているのです。
 
 全く先の見通しは分かりません。ベストな選択は、ギリシャ国民投票で賛成多数を示して、財政再建を成し遂げることです。しかし、そう簡単にいきそうもありません。おかげで、おじさんの持ち株はほぼ半額になってしまいました。日本の企業努力と関係ないレベルでの経済危機なので、困ったものです。
 
 中間配当はほとんど出ないようです。特におじさんが持つ会社は様々な理由で業績不振になっています。最後の望みは第3次補正が成立して復興事業が始まることです。そうなれば建設株だけでも持ち直すからです。
 
 年金を貰っているのでとりあえず株式の下落でもなんとかやっていけます。ただ急に多額のお金が必要になった時困ってしまいます。やはり投資は余裕のあるお金でというのは本当だと思いました。
 
 明日は温泉に行く予定です。