新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

世相雑感

 今日は午前中は天気がまずまずだったのですが、午後になって曇ってきました。以前書いたように2月ごとの年金振込なので、手持ち資金が不足すると預金を下ろさなければなりません。それで今日も銀行に行ってきました。銀行は歩いて15分くらいのところなので散歩にちょうどいいです。(往復で4000歩くらい)
 
 その後銀行から5分くらいの本屋さんに立ち寄って「文芸春秋」と「中央公論」の今月号を立ち読みしました。以前は「現代」などと言った月刊誌もあったのですが、今はありません。保守系の雑誌もありますが、読まなくても標題だけ見れば内容が分かるので余り手にとって読んだりしません。
 
 新潮社の月刊誌が大阪府知事選に出ている候補者について書いてあったので、これは先日手にしてみました。今この候補者について、マスコミでは相当激しく取り上げているようです。以前も書きましたが、それまでの持ちあげ方に対して余りな気もします。
 
 一方ではその取り上げ方についてこの候補者を弁護する記事もでています。インターネットではマスコミを非難する書き込みも多いです。(その人たちは「マスゴミ」と呼んでいます。)しかし、日本の政治に影響のある有権者はインターネットよりマスコミの報道を信じます。
 
 マスコミと言っても、たとえば新聞でもそれぞれ立場が違うようです。朝日は反体制的で産経が一番伝統保守的です。毎日は朝日に近く読売は以前は伝統保守でしたが、今は少し離れているようです。日経はどちらでもないようです。おじさんは、日経と朝日を読んでいます。経済記事や解説、それから新聞小説や文化欄はやはり日経が一番です。朝日は今問題になっていることの解説やコラムなどが優れているように思います。
 
 まあ新聞などは、読みなれたものが一番なので、自分にあったものが一番いいと思います。
 
 さて昨日野田首相がTPP参加を表明するかと思ったのですが、慎重派の顔を立てて、今日まで正式発表を延ばしました。おじさんは、それで良いと思います。管さんだったら、いらついて慎重派をどなりつけるところでしょうが、野田首相は淡々としています。
 
 まさか参加を延長するなどという発表はないと思います。もし、そんなことをすれば一気に慎重派・推進派両方の失望を買うでしょう。残念なのは野党特に自民党です。ここで賛成を打ち出せばそれなりの独自性が出たと思います。それに比べて堂々と賛成意見を述べた「みんなの党」は立派だと思います。
 
 どうもこのTPPを巡っては来年にも行われる可能性のある総選挙をにらんでの対応のようです。ここで反対して農民票や医師会の票をあてにするのか、都市や産業界に恩を売って支援してもらうのかです。民主党の場合与党なので、TPP参加を政府が決めるのは当然です。
 
 今もし自民党が与党だったらどうするだろうと思います。今の民主党と同じように党内の意見が割れるでしょう。党内で激しく反対をすればするほど選挙の時、農村票を貰いやすいからです。もし民主党が野党だったら、全員一致でTPP反対にまわると思います。
 
 これまでの構図が一転した点だけでもおもしろいです。ただ政権交代(間違いなく次回総選挙で政権交代が起こるでしょう。)した時にTPPや原発問題に関して民主党を批判した自民党がどうするかです。アメリカや中国は野党時代の自民党をしっかり見ています。突然野党時代の姿勢を転換したら、足元を見られてしまいます。
 
 こんな難しい問題はこのくらいにして、今日ニュースを見ていたら巨人が大変なようです。渡辺会長に巨人の球団オーナーが反旗を翻しました。オリンパスでも大王製紙でも実力者オーナ経営が経営をし切ってそのために大変なことになりました。
 
 あの巨人の大物会長にもとうとう反旗を翻す人が出たのかと驚きました。この行方はどうなるのでしょう。少なくとも巨人の評判は悪くなるのは間違いありません。これまで何の問題もなかった世界に次々に問題が見えてきました。これも時代の流れなのでしょう。
 
 明日は日本シリーズがあるので楽しみです。