新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

サークル活動(心理学研究会)の思い出

 今日は午前中は雨でしたが、午後から上がりました。一時晴れ間もあったのですが、今は曇ってきました。まだ雨が降るかもしれません。
 
 TPPも、日本の参加でカナダやメキシコの参加も見込まれています。中国韓国もTPPに関心を示しています。やはり日米が貿易協定でつながるのは、世界的な影響力があるようです。もし、逆に米中韓が先にTPPで繋がっていたとしたら大変なことになっていたと思います。
 
 第三次補正予算はほぼ成立の見込みで、次は本予算へとつながります。よたよたですが、何とか民主党政権も3年は継続しそうです。大阪のダブル選挙は大阪市は橋下さんの勝ちのようです。知事の方は維新の候補者は無名なので、分かりません。
 
 案外入れ替え戦で、知事は反維新、市長は維新となるだけかもしれません。おじさんは反維新なので、せめてどちらかだけでも反維新が残ってほしいです。維新の会のやり方はどうみても危険です。
 
 さて、このところ政治や経済で論評するものがないので、とりあえず自分の過去の思い出を書いています。還暦も過ぎ、暦も1回りしたので、過去を思い出すのもよいと思います。
 
 中学時代は3ケ月でバスケット部をやめ、高校時代は帰宅部だったので、本格的にサークル活動をしたのは、大学時代だけです。大学のサークル勧誘合戦は入学式の日から盛大にやっていました。新入生は、いやになるほどパンフレットをもらったものです。
 
 おじさんは大学案内で心理学研究会があるのを知っていたので、迷わず入部しました。新入生では男性が4人と女性5人だったと思います。当時の部室は心理学の先生の研究室と実験室を利用させてもらっていました。先生は自宅が近かったので、研究室を使っていなかったのです。
 
 先生が書いた実験心理学のテキストを売って部費の一部にしていました。また、4年生の先輩が貰ってきた内職のようなことを(洗濯はさみを袋詰めする)して部費の助けにしました。おじさんが来るまで、社会心理学系の研究をしていました。
 
 当時地域の学生心理学会と地方レベルの学生心理学会がありました。地域レベルの学会は素人集団なので、それほどでもありませんでしたが、地方レベルとなると各地方の国立大学の教育学部の学生さんが中心なので相当レベルが高かったです。
 
 特に教育心理学専攻の学生さんがいて、将来大学院進学を目指したりしていると信じられないほど高レベルの研究をしていました。自分の卒論を発表したりしていました。おじさんは将来先生になりたかったので、教育心理学をやるようにしました。
 
 教育心理学をやろうと言いだしたので、おじさんも心理学の専門書を読みました。結局児童集団心理学を発表することにしました。クラスのリーダーとその性格の関係を調べるものです。専門的に言えば、YG性格検査とソシオメトリックステストを使ってやるのです。いくつかの中学にお願いしてアンケート調査をしました。
 
 なんとかそれらしく研究の形を整えて地方レベルの学生心理学会で発表したら、教育心理学専攻の学生さんから、相当手厳しい批判を受けました。どうも調査の方法に厳密さを欠き、信頼性が低いというのです。心理調査法のような研究方法を正式に勉強せず指導してくれる人もいなかったので当然です。
 
 その後心理学のための統計学関係の本を読んだのですが、数学がだめなおじさんは結局途中で投げ出してしまいました。以前中国の大学で院生の人が統計学を使って研究をしているのを見て、感心しました。聞くと現在は統計のためのソフトがあるのだそうです。
 
 心理学研究会の雑誌があって、おじさんも教育学関係の論文を書きました。教会学校教育についてと、当時流行していたソ連のクルプスカヤの教育思想だったと思います。内容は稚拙ですが、自分で文章を書いて発表した初めてのことでした。
 
 しかし、この時学んだ科学的研究方法が後修士論文を書く時とても参考になりました。明日は教会です。久しぶりに教会の修養会(勉強会)に出ます。