新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

「秘密のケンミンショウ」と川中島(騎馬戦)

 今日は朝からとても寒くなりました。今も雨が降っています。昨日も朝方は雨でした。おかげで義母は風邪をひいてしまいました。高齢なので心配です。(90才)義妹も無事自宅へ帰りました。おかげで少し家の中がさびしくなりました。
 
 昨日はいつもの通り大学だったので、帰りは午後8時過ぎになりました。それから夕食ということでブログはお休みしました。今日はシラバス作り(授業内容)をしました。それほど細かい内容ではないので何とか作り上げることができました。10年くらい前から高校でもシラバス作るようになりました。
 
 株価の方は下げで今週は終わったようです。やはりヨーロッパ問題が片付かない限り上げ相場は難しそうです。少し買いが入っても、すかさず利益確定売りがでるようです。
 
 さて今日も前回に続いてテレビネタです。ブログで書きたいことは沢山あるのですが、ブログの読者には様々な人がいるので、微妙な問題については書かないようにしています。たとえブログが匿名であると言っても、炎上したりしては困るからです。他のブログを見ると、時々過激な意見が書かれていますが、おじさんにはとてもそんな勇気はありません。
 
 おじさんが毎回見ている番組のひとつが「秘密のケンミンショウ」です。この番組のおもしろさは、地元の人にとって当たり前で、全国どこでもやっていると思われたことが、実はごく限定された地域のみの場合があることです。また、思いもかけないことがあって驚かされます。その意外性もおもしろさの秘密だとおもいます。さらに「お宝鑑定団」と同じで、最近珍しい素人を対象とした番組です。
 
 ところで読者の皆さんは、小学生や中学生、中には高校でも騎馬戦というのをやったと思います。最近では相手の鉢巻きをとったり、馬に乗っている人が落ちる寸前に止めたりしているようですが、10年くらい前までは、馬に乗っている子供が完全に落ちるまでやっていました。
 
 ケガをしないように、先生たちがついていました。この時ばかりはどんな文人派の子供でもエキサイトしたものです。運動会の花形でした。その騎馬戦をおじさんの地方では「川中島」と呼んでいいました。実は騎馬戦を川中島というのは、全国的な呼び方なのです。つまり県民はそれは地元だけだと思っているのに、実は全国的なものなのです。つまり「秘密のケンミンショウ」の反対バージョンなのです。
 
 それまで、おじさんは、ある特定の地域だと思ったのですが、知り合いで他の地域(他県)から来られた先生に聞いてみたら意外なことにそう呼ぶとおっしゃいました。それで「騎馬戦川中島」でグーグル検索すると、東は東北地方から西は九州地方まででました。
 
 小学校の運動会に関する記事から見つけることができたのです。おもしろいことに川中島の地元では、そう呼ばず、騎馬戦と呼ぶそうです。ある時友人のミヤジイに「関ヶ原の合戦でも源平の合戦でもなく、なぜ川中島と呼ぶのか」と聞いたら、「二つの合戦は勝敗が決まっているのに比べて、川中島の合戦は勝敗が決していないで、日本で最も良く知られた戦いだからでしょう。」と答えてくれました。
 
 そうですね。武田信玄上杉謙信どちらの側になっても名誉なことです。もしこれが石田三成徳川家康とか、平清盛源頼朝ではぱっとしません。地方によっては歌を歌うところもあるようです。その地方出身の人に言わせると、その歌を聞くと血が騒ぐといいます。
 
 その歌について興味があって調べてみたのですが、どこにも見つからず最後に日本最大の図書館の国立国会図書館でやっとみつけました。最終的にその歌の原本を見つけたのは国立音楽大学の図書館でした。何とマイクロフイルムの形で保存されていました。出典は文部省唱歌でした。多分そうだろうと思ったのですが、謎が解けてほっとしました。
 
 土日は興味のある番組がなく、次は日曜日の「坂の上の雲」とBSの「トンイ」(韓国ドラマ)を見るのが楽しみです。明日はのんびり過ごします。