新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

老後の生活設計は早めに

 今日は午前中は雪でしたが、午後から晴れ間もでました。今週末まで寒いようです。月曜日からは又別荘の手入れに行きます。毎月1回行かないとあっと言う間に荒れてしまいます。今回は敷地の周りに植えている槙の木の手入れが中心です。
 
 槇の木は手入れをしないとボサボサになってしまいます。おじさんは庭木の手入れが苦手なので、中心はツマクマです。ですから月曜日から水曜日まではブログもお休みです。別荘にはテレビも電話もありません。もちろん電気・ガス・水道は完備です。テレビは電波が入りにくくて共同アンテナ組合に加入しなければなりません。
 
 村全体が前は海後ろが低い山に囲まれた場所にあるので電波が入らないのです。この土地を購入した時からそう言われました。共同アンテナ組合に加入すると加入料の他に使用料もとられます。月に1回行くか行かないかなのに、使用料はムダなので、テレビはなしです。電話もないので、パソコンもできません。
 
 さて、昨日はおじさん所有の軽自動車の調子が悪く、修理屋さんに出していた車が戻ってきました。修理をすると結構お金がかかるし、夏には買い替えたいと思っていたので、点検だけで済ましました。それでもオイルの交換や点検料などで1万円かかってしまいました。
 
 とは言っても自動車は命を預けるものなので仕方がありません。そこで今日は老後の生活設計について経済的な面から考えてみました。昨日社会保障と税の一体改革について発表があっていました。ついでに国家公務員の給与引き下げ案が合意したとの報道がありました。
 
 こちらはおじさんにも即影響します。4月から働く特殊法人は国家公務員の給与に準ずるので、おじさんの時間給も8%近くダウンです。2年間は継続なので、来年仕事をしても下がったままです。それでも仕事があるだけ良い方だと思います。
 
 そう言えば4月から貰える年金についても減額するとの通知が来ていました。法令に従ったものなので、仕方ありません。それでもおじさんは60才から3分の2、64歳から満額なので何とかなりますが、65歳まで全く年金がでない時代は大変です。
 
 半年前中国から帰って完全失業生活(年金のみの生活)に入りましたが、本来支給される3分の2の年金額では毎月相当額の赤字です。それでも私的な個人年金とツマクマのわずかな年金が加わっているのです。生活実感としては25万円くらいないと、苦しいと思いました。
 
 15万円でできる生活というのが報道されたいましたが、それは綱渡りのような生活だと思います。まず住居費がかかります。自宅なら固定資産税がばかになりません。家は傷むものです。手入れをしなければ加速度的に傷みがひどくなります。木造瓦葺なら、何年かに1回吹き替えるか修理しないと雨漏りの原因になります。
 
 さらに、マンションなら定年後1回か2回くらい大規模補修があります。ほとんどの場合積立金では足らないそうです。借家なら家賃がいります。ローンを払い終わっていないとこれも負担になります。
 
 次は自動車です。よほど市街地に近い所に住んでいないと自動車なしには生活できません。かくいう別荘のあるところも、自動車なしには生活できません。以前は歩いて10分くらいの国道にバスが通っていました。それが、歩いて30分くらいのところを通っているJRが電化したのと、マイカーが増加したのと二つの理由で路線が廃止になりました。おかげでバス停の前にあったお店も閉鎖になりました。
 
 自動車は自動車税自動車保険が必要です。それに車検の費用もかかります。火災保険に生命保険も少しは必要です。また、現代において携帯電話やパソコンは必需品です。この使用料もばかになりません。食費以外にもこのような普段は気が付かないお金がでていきます。(もちろん光熱水道費もいります。)
 
 国民健康保険は、7月まで海外なので払っていませんでした。住民税も払っていなかったのですが、今年の4月からは請求の通知がきます。国民健康保険は最低額に近いところです。月3000円以下です。しかし、4月からはそうもいかないようです。
 
 以上の費用の他に、少しは贅沢したいとなったら、やはり預貯金が必要です。退職前にローンも子供の学資も終わっていたので良かったのですが、退職金をあてにしてローンを返済したりすると大変です。おじさんは、今のように公務員叩きが始まる前に退職したので、普通に退職金が貰えました。
 
 しかし、公務員でも退職金が減額になるでしょうし、まして民間だと業績次第でどうなるかわからないでしょう。特に中小企業の場合、退職金をそれほど払えないところも多いと思います。そうなるとおじさんの時代と違って若いうちから老後の生活設計をしなければ間に合いません。
 
 昔は「少年よ大志を抱け」と言われたのに、現在は「少年よ老後に備えよ」と言わなければならない時代です。しかし、これが現実です。何とかなるだろうとか、政府の責任だとか言ってもどうにもなりません。特に非正規社員や引きこもりの若者などは、老後をどうするのだろうと思います。困ったことに、老後がいつ終わるか分からないのです。100才まで生きれば60歳の定年後40年もあります。
 
 色々言われますが、やはり大企業は退職金や企業年金など整備されているようです。もし今はやりの起業などして失敗して、就職も難しいとなれば、老後は真っ暗です。若者も親も大企業か公務員を志望するのは分かるような気がします。
 
 少なくとも今より年金の事情が良くなる可能性はなさそうです。今日は暗い話しになってしまいました。明日は日曜日なので教会に行きます。