新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

体育祭に行ってきました。

今日は晴天でした。午前中は今勤務している特殊法人の学校の体育祭に行ってきました。今週も授業はいつも通りで、いつ練習をしているのだろうかと思っていました。

 実際行ってみて分かったのは、体育大会でも運動会でもなく、体育祭だということです。つまり、教師の側が何か指導したり、練習したりする部分がほとんどないということです。この学校は体育の専任教師は一人くらいだと思います。それなのに1学年5クラスなので、とても指導まで手が回りません。

 おまけに県立高校などと違って、 文武両道(勉強もスポーツも頑張る)などと言った考えもないようです。スポーツあくまで、部活程度で全国大会出場などと言うこともないようです。同じ法人間の競技大会はあるようです。

 県立高校の場合、体育大会は学校全体で取り組み、練習や応援にも力を入れていました。創立100年を超えるような伝統校に勤務した時などは、応援の山車を生徒さんは徹夜して作っていました。応援練習も早朝や放課後にやっていました。別の学校では入場行進の練習を何時間もやっていました。

 当然予行練習や授業カットの練習もやっていました。今の学校は1日だけ授業をカットして練習をするだけのようです。種目もほとんどが練習や準備の不要なものばかりです。リレー系では、学年対抗というのがありました。やはり学年が進行するほど早いです。障害物走やむかで競争などは定番です。PTA種目のようなものもありません。

 男子系の学校(男女比は7対3くらい)なので、騎馬戦や棒倒しなどは燃えるようです。騎馬戦のうたい文句は「うちの学校は草食系男子の集まりではありません。肉食系男子のぶつかりあいをご覧あれ」です。中学などでは騎馬戦は危険だと言う理由で中止するところもあります。

 やっても帽子を奪い合うようなところも多いです。ここは本当に相手を地面に落とす昔ながらのやりかたのようです。女子の場合は竹引きです。こちらのうたい文句は「女子たちが棒を取りあう激しくも美しい工業系女子の戦いです。」とあります。

 全体に地味な感じでした。それに先生方も特別役割が振られているわけでもないようです。県立高校の場合は、警備関係が重要で、校門はもちろん構内を巡視していました。ヤンキーな連中が遊びにきたりするからです。今の学校は場所も辺鄙だし、友達も少ないので来ないようです。(学校の裏山には霊園があります。)

 午後は地方史講座に行きました。地元の地方史研究者が講義をするのです。6回シリーズです。おじさんの住む地域とは旧国名で言うと異なります。同じ市内でも旧国名が違うと方言から文化に至るまで違います。旧国名とは播磨の国とか摂津の国とかです。

 この講座は人気なようで、100人の募集に120人集まったそうです。もちろんシニアがほとんどです。最終回には別料金のバスツアーもあるそうです。料金は6回で3000円なので破格の安さです。1回2時間お話があります。

 地元に関連する文学者などは興味ありませんが、お城の歴史などは興味があります。1月に2回隔週です。次回は26日です。

 明日は日曜日なので教会です。