新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

小沢時代の終焉

今日は午前中は曇りでしたが、午後から蒸し暑い1日でした。午前中は7月になったので、銀行回りと振込です。今年は、様々なものを買い替えなければなりません。筆頭は自動車です。自動車はスタート時に変な音がします。エンジンが温まるとしなくなるのです。

 軽自動車なのですが、とても活躍してくれました。今年で10年目になります。そろそろ買い替え時期なのです。後は外壁の手入れと灯油ボイラーの交換です。これまでの蓄えを取り崩してなんとかまかなわなければなりません。

 お金がないからと言ってそのままにしておけば、家が傷んだり事故につながったりします。年金だけではこれまでの生活を維持するのは難しそうです。といっても特別贅沢をするわけではありません。これから年金以外に収入はないので蓄えを取り崩すばかりの生活になりそうです。

 さて、株価は上げも一服のようです。しばらく日経平均9000円台が続きそうです。大きな動きはないと思います。ところで今日の最大の話題は小沢氏の民主党離脱です。新党を結成するのでしょう。問題は離党者の数です。衆議院が38人で参議院が12人で合計50人のようです。

 参議院解散総選挙がないので、任期まで続けられるので割合離党しやすかったと思います。衆議院については、選挙が遅くとも来年夏までに必ずあるので、思いきれなかった人もいるようです。

 ところで、この離党はどんな影響があるのでしょうか。まず小沢氏側の論理から見てみましょう。綺麗事は抜きにすれば、小沢氏はこのまま民主党にいても何も得るものがないと判断したと思います。9月の代表選挙でも野田首相の再任が確実とみたのでしょう。

 だからここは思い切って離党して、第三極の政党と合同する道を探っているのだと思います。小沢氏のついて行った議員の場合はどうでしょう。一部は小沢氏の人柄に引かれた人たちでしょう。小沢氏はある種のカリスマ性がやはりあると思います。

 主君についていく忠実な家来と言った人たちもいるでしょう。別の思惑の人もいると思います。それはこのまま民主党にいても次の総選挙では当選の見込みがないと考えた人です。小沢氏の目論見は、反原発反増税で新党を作ろうとしているのでしょう。

 今の民主党では野党から攻撃されるだけで、見込みが立たないと考えたのでしょう。それにもし第三極の党と繋がることができれば当選の可能性がでると考えたのでしょう。

 しかし、国民の小沢氏批判が根強く、とても小沢新党が成功する可能性はありません。第三極の党にしても、古い政治家として手あかのついた小沢新党と連携する可能性はありません。もちろん、水面下では連携の可能性もあります。

 それは第三極の党は国政選挙のやり方をしらないからです。何と言っても小沢氏は選挙の神様です。幹事長の経験を何度もしていますし、従来型の選挙に精通しています。

 第三極の党は所詮風に頼って当選した議員がほどんどです。小選挙区特に地方では従来型の選挙のやり方が求められます。そのノウハウを小沢氏は持っているのです。それは第三極の党にとっては魅力だと思います。
と言っても前面に小沢氏が出てくるのも困ると思います。

 総選挙後第三極の党がある程度議員を当選させれば、その後の連携は考えられないと思います。おまけに小沢氏の年齢から考えて今回の総選挙が最後になると思います。70歳を超えて何か国政で有力な働きをするのは無理でしょう。それに裁判の決着もまだついていません。

 現在の勢力は50人ですが、総選挙の後は衆議院議員は10数名になるでしょう。参議院も来年の選挙にかかる人はどのくらいいるか分かりませんが、もし来年の参議院選挙に関わる人がいるとすれば、参議院も含めて総選挙後の小沢新党の勢力は20人程度になるでしょう。

 特に衆議院では10数人の勢力となるわけですから、第三極の党と連携しても今以上の影響力はもちえないと思います。小沢新党は、総選挙後自公からも民主党からも第三極の党からも見放されて、次の次の選挙では消滅する運命にあると思います。次の次の選挙時には小沢氏も80歳が見えてきます。それではいくらなんでもむりでしょう。

 田中角栄氏や金丸氏など55年体制を支えた最後の生き残りの政治家も最後に小沢新党とういう線香花火のように一瞬輝いて消えていくと思います。一時は総理大臣にも比されたのに、最後はみじめな気がします。全ては小沢氏自身の生き方が原因だと思います。(傲岸不遜な性格と政局好き)

 明日は水曜日の授業の準備(プリント作りなど)をします。