究極の「就職」は国家公務員
今日も相変わらずの夏日です。台風の影響で木曜日くらいは雨になりそうです。昨日はつい柔道の女子の決勝を見て寝るのが遅くなりました。
株価の方は一服です。さすがに大手メーカーを売り込みすぎたと思ったのか少し戻していました。さてタイトルですが、なんだか刺激的ですね。もし読者のみなさんが、国家公務員がいかに恵まれているかという内容を期待されたらがっかりします。
これは「就職」について書いてあるからです。普通に就職といえば、仕事につくとか企業に雇われるという意味で使われます。しかし、漢字の意味を厳密にとらえれば「職に就く」ということになります。
ところで企業の場合、職種というのはどのくらいあるのでしょうか。普通のメーカーであれば、技術屋さんと事務屋さんということになります。技術屋さんだったら、工場か研究所でしょう。事務屋さんだと、営業・人事・総務と言ったところでしょう。
それ以上細かいことは言いません。ところが、国家公務員の場合、厳密に職が分かれているのです。それを最も明確に表しているのが給与表です。地方公務員の場合でも様々な職種があるのですが、やはり国家公務員にはかないません。つまり、全ての公務員は何らかの職に就いているのです。ですから究極の「就職」と言えます。
一番普通に公務員と言えば行政職を指します。地方公務員の方で言えば、市民課の職員などです。次に分かりやすいのが教育職です。簡単に言えば学校の先生です。ただ勤務する学校によって異なります。大きく義務教育・高校・短大・大学などです。研究所の場合は研究職ということになります。
ちょっとおもしろいと思ったのは国立天文台などでは、教授という職名を使っていました。この職名だと研究職ではなく教育職ということになります。博物館などでも、専門の人はやはり○○博物館教授となっていました。
もし、研究職だと主任研究官と言ったような職名になると思います。
公安職というのがあります。と言っても公安警察の職員のことではありません。警察や刑務所、入国警備官などがこれです。実はもう一つ別の分類があって、こちらは前者より危険性の少ない方です。海上保安官とか検察官とか少年院などです。(警察でも事務の人は行政職です。)
地方公務員ではほとんどないのが、海事職(船員さん)税務職(税務署職員など)福祉職(障害者施設職員)などです。ただ大きな都道府県などによっては、海事職や福祉職の分類があるかもしれません。
国家公務員の場合特殊な専門技術を必要とする人達がいます。そのような特別な人は随分前に専門行政職と分類されています。一番分かりやすいのが航空管制官などです。
以前問題になったのに今ではさほど問題にならなくなっているのが、「専門スタッフ職」です。これはおじさんが中国にいる頃に設けられたようです。簡単に言えば課長職などをはずれた行政職の人がつく職です。法では高度な専門的知識を必要とする職のようなことが書いてあります。
地方公務員の場合、同期がどんなに偉くなっても他の人は関係なく定年まで過ごしますが、国家公務員の場合は慣例として、同期のトップは一人だけで他の人は天下りさせていたのですが、それができなくなって、ポストを空けるために作った職です。(以前はおじさんの県も58歳で辞めて天下りしていましたが今はありません。)
最後に国家公務員で特別偉くなると指定職というのになります。(次官とか局長など)地方公務員の場合はありません。地方公務員の場合、行政職のトップは局長ですが、行政職の給与表の単なるトップ(普通は12級とか)になるだけです。
おわかりのように、まさに国家公務員は全て就職するのです。職種間の人事異動などの問題もあるのですが、これは又別の機会に書きます。明日は教会の書類つくりの仕事をします。