新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

三党合意から大連立へ?

今日は又真夏日が戻ってきました。月曜日から木曜日まで本当に忙しがしかったです。やっと一息ついてこれを書いています。月曜日から水曜日までは、別荘で土木工事です。「犬走り」と言って、家の周りにコンクリートを張る作業をしました。以前一か所だけやったのですが、今回は3ケ所やりました。

 作業はまずセメントと砂それに砂利を購入するところから始まりです。結局セメント2袋と砂6袋、それに砂利1袋を使いました。2日間かかって完成させました。これを作ると雨が壁に当たらないし、家の周りに草が生えないのです。

 木曜日はツマクマの中国での教え子さんが、隣の県の大学に短期留学に来ていたので会いに行きました。2人の女子学生さんです。(3年生)こちらの大学からの招待で各国から40人近く来たそうです。中国人が中心で、韓国人やドイツ人もいました。

 ところで、今日はいよいよ消費税の値上げが決定しそうです。紆余曲折がありましたが、結局野田首相が押し切った形になります。自民党が圧倒的な多数だった時代でさえできなかったのですから、やはり野田首相はやり手だと思います。(消費税反対の方には許せない暴挙でしょうが)

 逆説的ですが、民主党の総選挙での敗北が確定的だからできたのだと思います。自民党公明党も早く勝利を手に入れて政権への復帰を願っているところを突かれたのだと思います。

 また、ここで消費税を値上げしておかないと、政権復帰していよいよ財政破たんが迫ったとしても値上げはできなかったでしょう。野党の時否決した法案を与党になったからと言って手のひらを返すように、賛成はできないでしょう。意外だったのは、一時自民党が三党合意を破棄しようとしたのに、公明党が強く反対した点です。

 もしここで公明党が強く合意破棄に反対しなければどうなったか分かりません。次は総選挙の時期ですが、まあいつでもそんなにおじさんは構わないと思います。

 今三党合意ができている間にどんどん懸案を処理していったらよいと思うのですが。消費税に政治生命をかけると野田首相は言ったのですから、後はどうなっても構わないはずです。残された懸案は、選挙制度法案と赤字国債法案でしょう。

 選挙制度を改正しないと、最高裁から選挙無効の判決がでる可能性があります。これは自民党も知っているので、選挙制度法案の可決も急ぐはずです。赤字国債法案も、通過しなければ財政支出が行き詰まります。これで民主党を追いこもうしても、困るのは国民ですから難しいと思います。

 結局、この二つの法案を可決したところで解散総選挙ということになるでしょう。おじさんの見通しでは、早くて10月末、遅くても2月頃には選挙となると思います。

 結果は自民党が第一党で200議席ちょっと、公明党と組んでやっと過半数と言ったところでしょう。第三極が60議席近くとると思います。民主党は90議席くらい、下手をすると70議席近くまで議席を落とすでしょう。小沢新党は一桁台です。

 ただ、第三極と自公が連立することは難しいでしょう。第三極は消費税反対、原発反対、オスプレイ反対、TPP 反対を主張するはずです。自公民との違いを出すにはそれが一番分かりやすいからです。それなのに、選挙後、自公連立政権と協力するのはおかしいでしょう。

 そうなれば、民主党と組んで大連立となれば、衆議院でも参議院でも圧倒的な勢力になります。民主党から離党者が出ても、選挙後であればたいしたことはありません。それに、来年の参議院選挙でも民主党が敗北するはずですから、その間だけしのげば、再びかっての自公連立政権となるでしょう。

 第三極が衆議院選挙終了後間もなく行われる参議院選挙まで人気を持続させるのは難しいと思います。先日愛知では新しい政党を愛知県知事が立ち上げていました。名古屋市長や大阪市長は不快感をしめしているようです。第三極と言っても、立場はばらばらなようです。

 今日は夕方から講座です。今日から娘と孫たちが来ます。