再び世界経済の潮目が変化?
今日も夏日です。せっかく先週から涼しくなったのにがっかりです。
さて、今日は最近続けている政治ネタに代わって経済ネタです。今日株式市況は9000円台を回復しました。一時は日本経済は総悲観だったのですが、ちょっと潮目が変わった来たような気がします。
一つは円安です。数日前の相場くらいからじりじり円安になっています。いつの間にか1ドル80円台に近づいています。円安の理由はいくつか考えられます。一つはアメリカの景気回復です。やっと少しづつですがアメリカ経済の回復基調が見られます。
今日はアメリカ国債も日本国債も売られたようです。つまり経済が回復基調にあるので、安全資産から投資資金が退出し始めたということです。また、安全と思われた日本を取り巻く政治状況が不安定になり始めたことも原因だと思います。
中国との政治的関係については以前も悪かったのですが、日本からの有力な輸出国である韓国との関係が急速に悪化していることは、カントリーリスクとしては見逃せないでしょう。それにヨーロッパ情勢も取りあえず落ち着いています。このようなことが重なった結果だと思います。
これから年度末にかけては、経済は政治状況に大きな影響を受けそうです。アメリカでは大統領選挙があります。おじさんの予想では、オバマ大統領の勝利で決まりだと思います。共和党の候補者は決定打を持ちません。現職大統領を打ち負かすほどのカリスマ性がないのです。
それにアメリカ国債の金利が上昇するということは、経済回復が見込まれるので、資金が投資の方に向かっている証拠です。それに原油市場も高止まりです。さらに旱魃で穀物相場も上昇しそうです。これは日本にとっては、食品値上がりの原因になります。
逆に日本の政治的混乱は長期的には円安の原因になるでしょう。そうなれば逆説的ですが、円安から輸出の増加、経済活動の活発化へと繋がります。もちろん良いことばかりではありません。円安になれば輸入食料(小麦やとうもろこし、大豆など)の値上がりを招きます。
それは食料品価格の上昇につながるからです。韓国大統領選挙・中国の指導者交代も目前です。それ以上に日本の総選挙があります。自公両党が過半数を大きく上回る議席を獲得する可能性は、現在の世論調査から考えて難しいです。
第三極も一枚岩ではありません。愛知や名古屋市ではすでに、地域政党が分裂しています。次の地方選挙では、愛知や名古屋の地域政党は大敗するでしょう。愛知や名古屋市の有権者は地域政党の混乱を呆れて見ていると思います。
残りの第三極は大阪です。こちらはまだ支持する人も多いようです。ただ、将来的な展望は見えますが、目前の原発問題や基地問題、社会保障問題、TPP問題、外交防衛問題などについてはほとんど言及がありません。もし、このような問題について言及なしに、ある程度の数の議員を獲得すると、国政はまたまた混乱することになるでしょう。逆にこれらの直近の問題での立場を明らかにすれば、全面的な支持はなくなるでしょう。
そこまで諸外国の投資家が見通しているなら、当然ここは長期的視点にたって日本国債売り、円売りということになります。おじさんは、外貨(ドル等)を持っているので、円安になるとありがたいです。
ついでにこのまま株式市況が上昇すればありがたいです。しかいs、自国の政治が混乱し、経済が低迷して円安になることで経済が豊かになり、それを国民が願うというのも変な話です。
明日は年金が入ったので銀行まわりです。