絶対評価と相対評価
今日も夏日です。ですから、今日も1日家で過ごしています。領土問題は相変わらず議論が飛び交っていますが、日中韓とも冷静に対処すべきであるとの意見が出て安心しています。どちらかと言うと保守的な意見の多い「アゴラ」でも、なるほどという意見がでていました。
おじさんが嫌いな橋下市長も納得のいく意見を出していました。橋下市長こそ、過激な意見を述べるかと思ったらさすが、法律家出身だけあって、理にかなったことを言っていました。
株価の方はこのまま9000円台で推移しそうです。円安も一服で、1ドル80円台には届かないようです。領土問題も国内政治の混乱も他の諸国の紛争や経済的混乱などに比べれば軽いものなのかもしれません。
以前おじさんの県でも、小中学校は相対評価で、高等学校は絶対評価でした。今は確か小中学校でも絶対評価だと思います。相対評価の場合、評価の割合が決まっているのです。5が全体の何%と言った具合です。ですから、平均点が90点だったら、98点くらいとらないと5にならないのです。
逆に平均点が70点だと80点くらいでも5になります。それに30点の子供ががんばって50点とっても、全体の平均点が高いと2しかつかないのです。努力が結果として評価されない可能性があるのです。
ところが絶対評価だと、点数の管理が甘くなります。例えば80点以上を5にすると、ちょとやさしい問題で考査を行うと80点以上がぞくぞく出て5の子供が20%近くになります。
ところで、ブロゴスの記事の中に、内申書(正式には調査書)を廃止して入学試験一本にしたらどうかという意見が書いてありました。高校入試の判定においても基本は両方がある水準に達していることですが、どちらか一方だけが極端に良くて、一方が悪い場合があります。
たとえば、入試成績はとても良いが、内申書の点数が低い場合、また逆の場合もあります。前者は男子生徒に後者は女子生徒に多かったような気がします。男子生徒は一発屋さんが多く、女子生徒はこつこつ努力型なのでしょう。また女性の場合、雰囲気にのまれて上がってしまうこともあります。
おじさんの経験では一発狙いで入学した生徒は余りのびないような気がしました。高校入試特に公立高校の場合、全県下同一問題なのです。ですから、県下トップの進学校でもアルファベットも書けず、分数計算もできない生徒が入学する高校も同一問題なのです。
問題自身、中位の高校のレベルに合わせています。そのため、塾などで過去問を繰り返し練習すると結構高得点がとれるのです。しかし、ご存じのように高校の授業は相当難しいです。三角関数や微分積分などは、一発勝負などちいうわけにはいきません。
おじさんは、どちらかと言うと内申書の点数の高い方をとるでしょうね。高校の現場を離れて5年、今の高校の現場はどうなっているのでしょうね。9月になったら、また非常勤講師の登録をします。64歳ではなかなか雇ってくれるところはなさそうです。
高齢者の雇用促進と言いますが、現実は難しそうです。何とか今勤務している学校で働けたらと思っています。明日は解答用紙作りです。