新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

「超入門 決算書の謎を読む」という講座について

今日は風は強いのですが、完全な真夏日になりました。沖縄の辺りを台風が通過してその影響で熱風が吹き込んでいるのだそうです。

 昨日野田首相が韓国の大統領と中国政府の態度を非難して、いよいよ東アジアが難しい時代になりました。日本側から言えば至極当然のことを言っているのですが、それが通れば外務省はいらないのです。そうならずに、相手国は自国の立場を主張しますから、多分平行線になるでしょう。

 中国は今上り坂だし大国なので、まだ余裕があると思います。それに日本としてもいざとなったらアメリカが援助してくれる可能性があるので、やや楽観視できるでしょう。しかし、韓国はそうもいきません。経済や人口などの規模を考えてもとても日本にかないません。

 それにアメリカとしても、対竹島問題では中立的な立場に立つしかありません。アメリカにとっては困ったことだというのが実感でしょう。それに韓国の国民感情を考えても、そう簡単に妥協することは許されないと思います。さらにスワップ協定や韓国国債購入問題で追い詰めろとの意見もありますが、長期的な展望に立った場合、余り追い詰めるのは得策ではないと思います。(「窮鼠猫をかむ」という言葉もあります。)

 隣国として、またかっての日米韓の連携を考えれば、取りあえずこちらの意見を述べて、冷却期間を置く方がよいでしょう。短期間で結果を出そうとすると悔いを後の後に残すことになります。

 さて、昨日もタイトルの講座に行っていきました。この講座は市の主催する市民講座の一環です。受講生は10人くらいで、近くの私立大学の経済学部の先生が教えています。(教え方はとても上手です。)1サイクル5回で受講料は5000円です。内容はタイトルのとおり簡単な決算書の見方です。

 おじさんも株式投資を始めて40年以上になります。様々な企業の株主になりました。それでいつも株主総会後には決算報告書が送ってきました。しかし、数字を見るだけで頭が痛くなるので、最終利益だけ見て、後は捨てていました。

 今回は少し時間もできたので、勉強してみる気になったのです。いざ勉強してみると、先生の言っていることが、どんどん理解できるのです。経済を勉強したいと思って経済学部も受験しましたが、会計学だけは勉強したくないと思いました。

 そもそも帳簿を付けることも大嫌いなのです。しかし、長年日経新聞を読み、投資をやってきたので、習わぬ小僧経を読むで、見よう見まねで決算内容も理解できるようになったのです。

 昨日は一番新しいキャッシュフロー決算書の見方を習いました。徒然草にも、「先達あらまほしき」(案内人が必要だ)と書いてあるように、独学など不可能だと思いました。授業前に資料を一読しても何のことか全く分からないのに、先生の話を聞くと目からうろこ状態です。

 なんでもないことでさえ、自分で読んでも分からないのです。昨日でも利益キャッシュフローは+なのはわかりました。利益でお金が手元にあることですから。ところが投資キャッシュフローは-でも良いと言う言葉を聞いた時驚きました。キャッシュフローはにおける-は企業から現金が出て行くことです。つまり投資にお金をかけた場合、キャッシュフローは-になるのです。

 財務キャッシュフローの方はもっとびっくりしました。この場合の-は借入金を返済した場合になるのだそうです。ですから、利益キャッシュフローが+で投資キャッシュフローと財務キャッシュフローが-の企業は、利益を投資と借入金の返済に回している優良企業ということになります。

 逆に投資キャッシュフローは-で財務キャッシュフローが+というのは、銀行から借り入れをして、投資に回しているということになります。

 こんな調子で、今迄知らなかったことが次々に分かってきました。12月には今持っている株の決算報告書が来ますが、是非今回の知識を利用して経営分析をしてみたいものです。

 今日は今から娘夫婦と孫たちが来ます。庭でバーべキュウをする予定です。明日は教会です。