新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

党首選挙の行方

今日も暑い1日でした。と言っても、午後からは薄曇りになって夕立になりそうな雰囲気です。午前中は月替わりなので、銀行回りや各種振り込みで過ごしました。金曜日完成させた県立学校講師登録を出しました。これは、去年も提出したものです。

 講師登録は、非常勤講師と常勤講師の登録をしておいて、講師を求めている学校が登録者に声をかけるシステムです。これは日本中のほとんどの県でやっています。去年は、登録していたのですが、県立学校からは全く依頼がありませんでした。

 やはり64歳にもなると、学校側も嫌がるのだと思います。若くてはつらつとした先生を希望するのも分かります。定年後再就職となるとなかなか難しいのも納得できました。

 さて、このところ新聞もテレビも党首選挙一色です。まず民主党から見て行けば、野田首相の再選はまず間違いないでしょう。反主流派は党から出て行ったし、仮に党首となっても、総選挙での敗北は必至なので、短期間の首相で終わるでしょう。ただ総選挙敗戦の責任をとって間違いなく野田さんは党首をやめるでしょうから、総選挙後の民主党を担うという意味では、今回の党首選挙に出馬する意味はあると思います。

 細野さんあたりは、人柄も誠実そうなので、次を見こして立候補しても良いと思います。

 問題は自民党です。谷垣さんが党首ですが、どうも再選に赤信号がついたようです。その理由としては、今国会での衆議院解散が不可能になったことが一番大きいようです。人柄がやさしかったので、権謀術数の政界では、生き残れなかったのでしょう。

 となると、谷垣さんの後がまを狙っているのが、石原幹事長です。こちらの当選の可能性はかなり高いです。長老派の評判も高いようです。長老の意見を良く聞いているからです。谷垣さんも、無理をせず長老の意見を聞けばよかったのですが、どうもそれができなかったようです。

 石破さんもなかなか有力な候補です。論客としては、石原さんより優れていると思います。それに強硬派なので、今のように揺れ動いている時代には向いているのかもしれません。ただ、石破さんが、党首となりさらに首相となったとしたら、長老派を排斥しようと言うので、長老の反発がありそうです。

 石破さんが首相になれば、参議院のねじれに苦しむことになります。三党合意を守って、政権運営をやってきたので、自民党が独自に動くとなれば、公明党は野党的立場を鮮明にするでしょう。この前の問責決議案でも棄権したことでも、良く分かると思います。自民党が右派色を強めて強硬姿勢を強めればさらにその傾向が強まるでしょう。

 安倍さんについては、以前のやめ方を考えれば当選は難しいと思います。石破さんと安倍さんの支持層は重なるので、第一回の選挙で当選はいずれにしてもできないでしょう。石原さんが、一位となった時が問題です。そのとき2・3位連合が組んで石破さんが取りあえず首相になって露払いをし、次の首相として安倍さんがほとぼりが冷めた頃になるという筋書きもあります。

 台風の目は町村さんです。こちらは今回出馬しなければ首相の目は年齢から考えてないでしょう。安倍さんと同じ派閥なので、派閥がわれることになります。人気も今一つです。こちらも一位候補が過半数を取れなかった時に、自分を売り込むということはあります。

 次回総選挙では自民党が第一党に返り咲くことは間違いなので、ここで党首になれば、ほぼ間違いなく首相になれます。ですから皆必死なのでしょう。今回首相になれば次の総選挙まで間があるので、うまくいけば長期政権も可能です。(参議院選挙で負けなければ)

 結局おじさんの予想では、石原さんが本命、石破さんが対抗、安倍さんが大穴と言ったところでしょうか。町村さんは問題外ということになります。今回は国会議員以上に地方議員の票が大勢に影響を与えるようです。維新の会との連携については、国会議員は望むところですが、地方議員については選挙で対立する立場にあるので、連携を狙う安倍さんには不利だと思います。

 選挙は水ものですから。投票箱が閉じられるまで分かりません。これからの日本の行方を左右する党首選挙になりそうです。明日は授業の準備をします。