新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国の床屋さん

今日は午前中は夏日でしたが、午後から雷が鳴ったりして、雷雨の雰囲気です。民主党の党首選挙は立候補を目された若手が出馬しないことになったので、野田さんで決まりです。短命な首相になっても意味がないので、それはそれで良かったと思います。

 自民党は町村さんが名乗りを上げたので、残りは谷垣さん、石原さん、安倍さん、石破さんと混戦状態になるかです。石原さんは、谷垣さんから説得されて次を目指すと思います。安倍さんと石破さんは立候補するでしょう。さりとて、ある人が言うように、かっての首相が2位や3位になったのでは恥ずかしいので、最後の局面で降りるかもしれません。

 流れとしては谷垣さんだと思うのですが、石破さんというどんでん返しもあるかもしれません。2・3位連合になった時、石破さんが安倍さんに総裁(次の首相は確実ですが)を譲るかどうかです。安倍さんがなってしまえば、簡単に交代はしないでしょうし、何年かで交代を約束しても、当てにならないでしょう。

 政治は一寸先は闇だからどうなるか分からないと思います。株式市況の方は大きく戻しました。アメリカの市場の株価が戻ったので、それに連れられて日本の株価も戻ったのでしょう。今日は特に鉄鋼株が大きく戻しました。おじさんも鉄鋼メーカーの株を持っているので助かります。

 さて、このところ難しいことを書いてきたので、今日は中国における庶民の生活の紹介です。と言うのは今日は久しぶりに床屋さんへ行きました。チェーン店で洗髪・ひげそりまでしてくれて1800円です。カットだけなら1000円です。

 実は中国にいて困ったのは散髪です。最初はツマクマに頼んで散髪していたのですが、ツマクマが一時帰国して困りました。そこで一時帰国前に、ツマクマが行っていたパーマ屋さんの近くの床屋さんを教えてもらいました。

 中国では大学構内のマンション(博士後公寓と言うのが正式な名称)に住んでいました。英語で言えばオーバードクターマンションということになります。博士を修了した以上の人が住むマンションの意味です。外国人教師は皆ここに住んでいました。(12階建・・2LDK 全室冷暖房付き 入口にはガードマン)

 中国は職住接近なので、大学構内に食堂はもちろんクリーニング屋さん印刷屋さん、床屋さんもあります。4階建の病院から大学付属ホテルまであります。その床屋に行っていました。中国語が話せないので、黙って座ると、勝手におばさんがカットしてくれて、身振りで洗髪するところへ連れて行ってくれて、後は乾かして終わりです。

 これで10元(125円くらい)です。街にでると沢山床屋さんや美容室があります。こちらは一般向きなので値段も30元(360円)くらいから60元(800円)くらいです。おもしろいのは、こんな床屋さんや美容室は開店前に従業員が店の前に整列して、朝礼をしたりします。

 結構店長のような人がハッパをかけていました。ラーメンが1杯6元(80円)くらいですから、日本の物価水準に合わせると、散髪代10元は日本の感覚で言えば1000円と言ったところでしょうか。30元から60元と言うのは3000円から6000円と言ったところです。

 まあリーズナブルな値段と言えるでしょう。結局3年間そこの床屋さんしか行きませんでした。日本の清潔な床屋さんとは大きな違いです。椅子も普通のパイプいすです。洗髪するのも、ホースのようなものでやります。それでも一応温度は自分の手で調整し、丁寧にやってくれます。

 ある時ひげそりをしている客を見たので、もしかしたらお金を出したらひげそりもしてくれるのかもしれません。ただお店の人の腕前がわからないので、ひげそりはちょっと怖いです。

 まあ3年間何ということも過ごせたので、庶民のレベルでは反日意識も何もありません。

 ところで訪問者が2万5千人を超えました。1年間でよくここまで来たものだと思います。人気度もいつの間にか一つ星がつきました。こんな内容でも読んでくれる人がいて感謝しています。

 明日は郷土史講座の現地見学ツアーです。疲れたら報告は日曜日に書きます。