小学校での英語教育についてー中国の体験から
昨日は、期末試験があって忙しかったです。以前書いたように、今勤務する特殊法人立の学校は前期・後期制なので、今頃期末試験があるのです。後期授業開始は10月からです。今日は朝から良い天気でした。夏も過ぎたので庭に植えている植物を整理しました。
グリーカーテンとして利用したゴウヤもまもなく撤収です。トマトは今年は成りが余りよくありませんでした。果物や野菜は年によって収穫に大きな差があるようです。
政界はいよいよ党首選の候補者が勢ぞろいしたようです。維新の会も政党として出発するようです。政党というよりどなたかの記事にあったように橋下さんの個人商店のようです。店主だけが張り切って後は番頭が頭を下げている状態です。
政党として国会に進出しても、党首が大阪にいて党員が東京で国政に参加するというのも変です。それだとリモートコントロールのおもちゃのようです。党員一人ひとりの姿が見えてきません。それに党内を運営する総務会や政務調査会のような組織も見えてきません。
総選挙後に考えるということなのでしょうが、政治は待ってくれないと思うのです。この維新の会は総選挙のためにあわてて作られた組織としか思えないのですが。それでも以前書いたように熱心な支持者がいるので、結構な数の橋下チルドレンが誕生するのでしょう。
さて最近小学校低学年にも英語を教えると言う話があります。以前上級生に英語を教えることが決定したのですが、その延長でしょう。おじさんは以前は英語を小学校で教えることに反対でした。まず日本語を十分勉強してから、中学で英語を勉強する方がよいと思ったのです。
中国で生活してみて英語の重要性を認識し考え方が変わりました。またヨーロッパに旅行した経験からも英語が必要だと思いました。日本がこれからグローバリズムに乗らず鎖国主義に転向するなら英語は必要ありません。一生海外に行かない人も全人口の数十%に上るでしょう。
しかし、若い人で一生海外と無関係に過ごす人は少なくなると思います。企業でも英語が必要になると思います。こう書くといや英語より中国語だという意見もあるでしょう。しかし、中国では中国語が話せなくても英語が十分通用するのです。逆に中国では恐ろしいほど英語に力を入れています。
大学でも英語は全ての学部で重要な科目です。企業の募集要項にも文系理系を問わず大学英語検定4級が必要だと書かれています。(大学構内の募集要項で見ました。)ですから、学生さんは英語を必死で勉強しています。
日本と違って英文解釈だけでなく、英語の音読も重要な要素です。学生さんは朝8時頃から英語の音読を大声でやっています。日本なら高校生でも他人が気になって教室で声を出して、それも大声で英語を朗読したりしないでしょう。ところが中国の大学生は全く恥ずかしがらず堂々とやっています。中国では先生の前で暗唱した英文を話さなければならないのです。
実際おじさんも、教員休憩室で先生が学生に追試をしているのを見ました。以前にも書いたように、マックの店長は皆英語がペラペラです。北京や上海のような大都市でなく、おじさんが住んでいた、西南部の地方都市でもす。おじさんの住んでいた都市は、戦前で言えば、中国奥地と言われるような都市です。
もちろん、ケンタッキーでもスタバーでも同様です。専門店街のCD屋さんの店員さんでも英語が通じました。日本ではちょっと考えがたいです。おじさんの住んでいたマンションの同じ階に韓国人の先生の子供さんがいました。小学校5年生だったと思います。(地元の小学校・・大学付属小学校に通っていました。)
さすがに儒教の国だけあって、日本人のおじさんにも道で会うと丁寧に挨拶しました。その子はいつもきれいな英語でおじさんに話しかけてきました。一度は弟さんの誕生日なので、ケーキのおすそ分けですと言ってきました。
日本人の小学5年生で、中国人の先生に英語で話しかける子供はまずいないでしょう。中国では、銀行でもホテルでもマックでも英語が通じるのです。もちろんヨーロッパでは英語が相当通じました。シンガポールでも英語です。
これから日本だけで一生生きていけないとするなら、逆にどんどん英語を勉強した方がいいです。ある言語を勉強することは、その言語の背景にある文化を学びます。というか言語を学ぶということは、別の生き方をするのに似ています。
日本語を学ぶ中国人は日本的な発想になると言います。事実言語だけ勉強するのは難しいです。言語と同時のその背景にある文化を学ぶ方が言語を学びやすいと思います。英語で学校生活をするようになると、いじめも減るかもしれません。英語で相手をいじめるのは大変だからです。
まあそこまで英語が浸透するとは思いませんが。明日は教会の仕事をします。