新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

イエスキリストの感情表出

今日は台風も通り過ぎ、すっかりよい天気になりました。株価は相変わらず低迷です。中国の反日運動の影響で、中国に進出している日産自動車の株が大きく下げていました。ところで、昨日は近隣の3教会と合同の役員・長老研修会がありました。礼拝における役員・長老の役割といったテーマです。

 おじさんの教会も含めた4教会は改革長老派という宗派に属します。キリスト教は様々な教派があります。大きくはカソリックプロテスタントです。カソリックは一つですが、プロテスタントは様々です。日本で一番大きなキリスト教組織は日本基督教団です。

 ここは合同教会で、各個教会では様々な教派の流れを組んでいます。ですから、一口に日本基督教団と言っても、それぞれの教会で随分ありかたが異なるのです。その中で一番大きな勢力がこの改革長老派の流れです。まあ教派に関する話は、読者の方に興味がないでしょうから、このくらいでやめます。

 昨日礼拝の聖書の個所(ヨハネ福音書7章37節)で「イエスは立ち上がって大声でいわれた」という記述がありました。イエスキリストは人の子にして神の子なので、人の子としての部分では結構感情が表に現れます。

 以前宮で商人たちの机などをひっくり返した話を書きました。ここでは明らかに怒りという感情がでています。(ヨハネ福音書2章13節以下)また、ローマの百人隊長の部下を治した話では、感動が表れていました。(マタイ8章5節以下)ここでは「イエスはこれを聞いて感心し」とあります。

 大声を出す箇所は別の所にもあります。ヨハネ福音書12章44節でも「イエスは叫んでこう言われた」とあります。イエスキリストといえば、物静かに人々に話しかけるイメージですが、時としては大声で叫んだりもするのです

 イエスキリストが弟子たちを叱る場面も多くあります。イエスキリストが自分の死と復活を弟子たちに話したマタイ福音書16章23節以下では弟子のペテロに向かって「サタンよ引きさがれ。あなたは私の邪魔をするもの。」と言っています。一番弟子であるペテロに向かって「サタン」とまで言って叱っているのです。

 涙をながすこともあります。ヨハネ福音書11章35節では「イエスは涙をながされた」とあります。これはラザロという人の死を知った時の話です。のちにラザロは生き返ります。

 ところで、イエスは笑ったのでしょうか。おじさんが見る限りイエスが笑ったという箇所は見つけられませんでした。相当前の話ですが、「薔薇の名前」という有名な映画がありました。おじさんも見たのですが、確かイエスが笑ったという証拠をめぐる話でした。

 映画の中ではイエスが笑ったという証拠を見つけたことから事件が起こるという設定だったようです。欧米のキリスト教徒にとってイエスキリストが笑ったかどうかというの重大な問題なのでしょう。日本人には理解しがたいことですが。

 昨日は研修会の後、夕方から知り合いの方の家で御食事会だったので、日曜日でなく月曜日に教会ネタになってしまいました。今日はこれから水曜日の授業の準備です。