新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

日本企業はどこへ行くー海外進出の難しさ

 今日も晴天です。久しぶりにブログを書いています。日曜日教会の長老会(役員会)が終わってから別荘へ手入れに行きました。畑の手入れと作物(にんじん・白菜・大根など)を植えるためです。いちじくも少しできていました。もうすぐサツマイモの収穫です。

 来月には玉ねぎを植えます。昨日別荘の畑にナンバーを打ちました。3ケ所に畑があります。Aの畑が一番大きく一応A1~A4まであります。A4は他の畑の半分くらいの大きさです。去年Bの畑も作りました。ここは以前畑だったところで、現在はサツマイモを植えています。Cは先月作った畑で、今は肥料にするために燕麦エンバク)を植えています。

 さて、最近中国の経済が低迷気味です。また中国での反日運動が問題になっています。そのため、中国に見切りをつけて、東南アジアに工場を移したらどうかという話が出ています。ところで東南アジア最大の国はどこでしょう。今東南アジアで一番注目されているのはインドネシアです。次はタイあるいはベトナムと言ったところでしょう。

 最近読んだ中公新書でもインドネシアの経済成長が書かれていました。それでおじさんも、東南アジアではインドネシアが最大のマーケットになるのかなと思っていたら、とんでもないニュースが最近報道されました。それはインドネシアでのゼネストです。組合側の発表で200万人参加したとありました。

 組合側の発表なので割り引いたとしても、これほど大規模な全国的なストライキがあるとしたら大変です。中国どころではありません。中国の場合、反日デモはあっても、組合発表とは言え全国で200万人のストライキなどあり得ません。

 インドではスズキの工場が焼き討ちされました。それにインドネシアストライキです。中東は政権交代の嵐でさっぱりです。ベトナムについては、意外と語られませんが共産主義国家です。タイは去年の大洪水です。対策は打っていると言ってもあてにできません。

 ミャンマーでも大規模なストライキがあったと確か報道されていました。さらに驚いたのは南アフリカのストの報道です。ご存じのように、ここはブラジル・ロシアなどに続く新興国の一つでした。それが大規模ストライキで経済危機に直面しているようです。

 ブロゴスの記事で読みました。これまで先進国は途上国の安い労働力を目当てに海外進出しました。しかし、途上国では、先進国のために安い賃金で働くのはいやだと主張し始めたのです。最近のコメントやマスコミ報道を見ると、中国がだめなら他の途上国へ行けばよいと書かれています。

 今はネットなどで、情報があっと言う間に世界中へ流れます。中国がダメで他の途上国へ進出するという報道もあっと言う間に新興国の労働者の間に流れるでしょう。だとすると自分たちに有利な状況なのですから、最大限利用すると言うことになります。

 東南アジアに進出しようとする日本企業はすでに足元を見られています。日中や日韓の政治関係の悪化がすぐに回復するはずはないというのは、東南アジアの政府関係者にもわかっているはずです。ですから、今以上の現地側に有利な条件を出しても、進出するはずだと見ていると思います。

 ですから、日本企業やマスコミが考えている以上に東南アジアへの進出は厳しいと思います。それに日本はある方向がでると、皆一斉にバスに乗り遅れるなと動きます。

 さりとて南アジアと言われるバングラデシュパキスタンはまだ政情不安定だと思います。インフラも東南アジア以上に厳しいと思います。パキスタンの場合、過激派のテロも心配です。

 確かに今中国に留まって経済活動をするのは厳しいです。中国ではよく井戸を掘った人のことは忘れないと言います。現在のような日本企業が一斉に中国離れする時に、一緒に中国を離れ、政治的関係が回復してまた戻ってくるようでは信用されないでしょう。

 中国のように日本に近く、13億の国民と広大な国土、それに宗教問題や民族問題が極めてすくなく、テロなど考えられない国は少ないです。それに教育水準も極めて高いです。インドの場合大国ですが、カースト制度という宗教問題があります。それにテロの心配もあります。また、文化的にも日本と違いすぎます。

 人の行かない裏道に宝があるというのは株の格言です。同様の格言に「皆が皆売りと言ったら黙って買え、皆が皆買いと言ったら黙って売れ」というのがあります。日本人が一方向に動きやすいことを示す格言だと思います。

 定年退職者のおじさんのたわごとを又書いてしましました。明日は授業、明後日は大学院に聴講に行く予定なので、ブログは書けないと思います。金曜日にまた書きます。