新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

動けない経済ー各選挙の影響

今日も晴天です。ただ朝晩と昼間の気温差がとても大きいようです。今日は1日暇なので、教会の仕事をしました。と言っても長老会(役員会)の書記の仕事ではなく、来週の教会学校の説教の準備です。こちらも、以前と違って、講解説教になっています。(今マタイ福音書を毎週講解説教しています。)

 ですから、早めに準備をしないといけないのです。ところで株価の方はぼちぼちです。ソフトバンクが一時値上がりしたのですが、この数日逆に下げています。全体としては少し株価の持ち直したようですが、8500円台をいったりきたりしています。

 ヨーロッパ情勢が不透明な上に、アメリカの大統領選挙や中国の指導者交代と続くのでしばらくは様子見でしょう。アメリカの大統領選挙で共和党が勝つか民主党が勝つかで大きな変化があるでしょう。特に共和党が勝った場合、大きな政策の変更が予想されます。民主党の場合、大きな政府だし、共和党は小さな政府です、

 中国の政治指導者の交代は経済にはそれほど影響はないでしょう。ただ、領土問題などに影響がでるでしょう。日中関係がどうなるのか注目されます。

 おまけに日本の総選挙も控えています。こちらも同様ですが、まず間違いなく自民党が勝利するでしょう。しかし、勝利の程度が問題です。それに、仮に自民党が勝利しても、過半数を大きく上回ることはないでしょう。公明党と連立を組むでしょうが、来年夏の参議院でねじれを解消しない限り、今の決められない政治が持続します。

 第三極の行方も注目されます。おじさんの見るところ維新の会が次第に既成政党に似て来ていることが気になります。余りにも自党の利益優先なので、有権者はがっかりしていると思います。

 人気が下降気味になると、他党との連携を模索しています。一時は強気でみんなの党との連携も断ったのに、人気が下降気味になると、連携を模索しています。小沢さんとの連携までささやかれています。ちょっと節操がない気もします。

 ただ第三極特に維新の会が公明党を抜くようだと、結構影響は大きいです。以前書いたように、議席数によって振り分けられる委員会の委員長などが配分されれると、慣れない国政のためうまく機能しない可能性もあります。

 また、安倍さんは原発稼働賛成のようですが、それを推し進めると大きな反対運動が起こるでしょう。野党にまわった民主党はここぞとばかり攻め立てるはずです。それに財界がのぞむTPPにも安倍さんは消極的ですので、財界からも不満がでるはずです。

 安倍さんの政策は安全保障や教育と言った経済と余り関係ない分野が専門です。そうなると、現在のデフレ脱却や経済成長路線も難しいと思います。というより、世界経済が沈滞している現在、日本だけが突出して景気回復するはずもありません。

 それに年金改革や財政赤字の問題など、安全保障以上に難しい問題が山積みされています。憲法改正をしても景気回復にも円高是正にもデフレ解消にもなりません。そちらに力を入れすぎると、自民党内の経済重視派から反発をくらう可能性もあります。

 安倍さんの政策を見る限り、どうも株価上昇と円安、デフレ解消にはほど遠いそうです。ただ年金生活者としては、インフレよりデフレがありがたいのですが。

 明日は年金も出たので銀行まわりです。